冬の旬! 「水ようかん」は冬の食べ物!
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こんにちは
冬の食べ物はたくさんありますが、意外なものを見つけました。
それは、「水ようかん」です。
水ようかんって夏に食べると美味しいですよね。なのに、冬に水ようかんを食べる地域があるそうです。気になったので取り上げてみたいと思います。
そこで今日は『冬の水ようかん』についてお話をしたいと思います。
水ようかん
水ようかんは、寒天を煮て溶かし、砂糖とこし餡を混ぜて入れ、型に流し込み固めた羊羹です。普通の羊羹(練り羊羹)との違いは、原材料は同じですが、水ようかんは寒天の容量が少なく煮詰めずに固めて作られれているので、水分の含有量に違いが出てきます。水ようかんはなめらかな羊羹なんです。
他にも、蒸し羊羹があり羊羹は大きく分けると3種類になります。
余談ですが、羊羹のはじまりは室町時代のこと、肉食が禁じられている禅宗が、羊の肉の代わりに小麦粉や小豆などを混ぜて蒸し固めたものを汁に入れていたことがはじまりといわれています。蒸して作られているので「蒸し羊羹」ですね。その後、江戸時代に寒天が発見され、「練り羊羹」が誕生しました。
水ようかんは冬の和菓子
福井や京都、石川・山形などの一部の地域では、水羊羹は冬に食べるのが一般的だったそうです。特に福井県の水ようかんは、冬の風物詩にもなっているそうです。
冬に水ようかんを食べる理由には、福井県の気候が関係しています。
水分の多い水ようかんは、糖度が低く保存が利かず、常温や夏場の気候ではすぐに腐ってしまいます。なので、冷蔵庫がない時代には、水ようかんを夏に食べることはNGでした。
一方、福井県では、冬の室内が氷点下になることがほとんどなく、さらに、日照時間が短いので廊下や縁側が冷蔵庫の代わりになったそうです。このようなことがあり、福井県では冬に水ようかんが定着したそうなんです。(福井県の冬の気温は0℃~10℃、室内でも10℃くらい。冷蔵庫ですね!)
また、明治時代には水ようかんは、おせち料理の中に入れる甘味としてお正月に食べていたそうですよ。まさに冬の食べ物といえますよね。
福井県の水ようかんランキング
福井県の水ようかんは、A4のサイズが基本です。水ようかんには切れ目が入っていて、家族で一枚流しの水ようかんを切れ目に沿って、付属のヘラですくって食べるそうです。福井県にはたくさんの名店があるそうですので、いくつか紹介します。
今日の最後に
冬に水ようかんを食べる理由は、その地域の気候が大きく関係しています。水分が多い水ようかんは腐りやすいので気温が低くい地域で広がりました。製造過程で防腐剤を使っていないこともあるので、まさに冬の食べ物といえます。
まだまだ寒い日は続きます。コタツでミカンならぬ、「コタツで水ようかん」を召し上がってみてはいかがでしょうか。福井県の水ようかんは、3月までの限定とのことお早めに!
水ようかん、食べたくなっちゃいますね🎶
最後までお読みいただきありがとうございました。