「初午いなりの日」 いなり寿司を食べよう!
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こんにちは
2月11日は「初午いなりの日」。一般社団法人全日本いなり寿司協会が、初午となる日に近い「建国記念の日」の2月11日に制定したそうです。いなり寿司ってときどき食べたくなりますよね、
ところで、いなり寿司といえば油揚げですが、「キツネは油揚げが好き」といわれているのは何故なのでしょうか。キツネって油揚げを食べるの?
そこで今日は『いなり寿司』についてお話をしたいと思います。
キツネと油揚げ
油揚げはキツネの好物といわれていますよね。でも本当に食べているものか不思議です。
本来のキツネの好物は、ネズミなどの小動物なんだそうです。
では、どうして好物に油揚げが出てくるのでしょうか。
ネズミは農作物などを餌にし、古来から貯蔵してある穀物を食い荒らしていました。しかしこのネズミを退治してくれるものが現れます。
それは、キツネです。
大切な穀物をネズミから守ってくれるキツネは、古来より神の使いとされました。農耕社会であった昔の人たちは、キツネを神として崇めていたそうなんです。
キツネは神様ですから、お供え物が必要になりますよね。しかし、キツネの好物はネズミだったため、当初は「ネズミの油揚げ」をお供えしていたそうです。
時は流れ、仏教が日本伝えられゆと、ネズミをお供え物のために殺生するのは良くないという考えが起こります。そこで、ネズミの代用となったのが豆腐で作った油揚げでした。日持ちも良く最適なお供え物だったのでしょう。
こうして、キツネの神様には「油揚げ」をお供えするというイメージが定着しました。なので、「キツネの好物=油揚げ」となります。
ちなみに、いなり寿司が作られるようになったのは江戸時代のことです。油揚げの中に農耕の神様である稲荷神がもたらしてくれたお米(酢飯)を詰め食べるようになったそうです。当初は立って食べる屋台や振り売りでの食べ物だったようですよ。
余談ですが、実際にキツネが油揚げが好物かどうかに関しては、雑食性なので食べることはあるものの、好物とまではいかないそうですよ。でも、キツネは雑食性なんだから油揚げが大好きなキツネもいるかもしれませんね。
いなり寿司を作ろう!
いなり寿司で困るのが油揚げの味付けだと思います。作りやすい分量とやり方を紹介します。
用意するもの(20個分)
- 油揚げ 10枚
調味液A
醤油 50g
砂糖 60g
みりん 50g
だしの素 5g
水 360cc
ご飯 2合
調味料B
お酢 50g
砂糖 20g
塩 5g
作り方
油揚げをまな板の上に乗せます。
菜ばしをコロコロと転がし、往復させてのします。
油揚げを半分に切ります。
油揚げの口を開け、破かないように中を開きます。
鍋に調味液Aの材料と油揚げを全て入れ、綺麗に重ね、落し蓋をして中火で煮ます。
煮汁がグツグツしてきたら、弱火に落として更に煮ます。
10分ほど煮たら、油揚げを破かないように裏返し、落し蓋をして更に煮ます。
煮汁が少し残るくらいで火を止め、冷まして完成です。
翌日に使う場合は、保存容器に残った汁ごと入れ冷蔵庫で保存できますよ。
酢飯
調味料Bを耐熱の器にいれ、砂糖が溶けるまでレンジで温めます。
炊きたてのご飯に温めたすし酢を一気に回しかけ、シャモジを使い切るように混ぜます。
すし飯を冷まし、味付けしたお揚げに詰めて完成です。
すし飯には、白いりごまや紅生姜などをいれてアレンジすると、ひと味違ういなり寿司になって美味しいですよ。
今日の最後に
「お稲荷さん=油揚げ」、その理由はキツネの好物のネズミに関係しています。ネズミの代用に油揚げを使っていたことから、いつしか好物とされるようになりました。
「建国記念の日」でもある、2月11日は「初午いなりの日」です。この日にキツネの好物である油揚げを使った「いなり寿司」を食べると商売繁盛・病気治癒・開運祈願などの福を招くといわれています。一つ、二つつまんでみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。