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サブレの日! 「サブレ」と「クッキー」の違いってなに?

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サブレ




こんにちは
サブレって食べますか。そう、お土産でお馴染みの鳩サブレと同じ「サブレ」です。バター風味の良い香りで、食べていると止まらなくなりますよね。
ところで、サブレってクッキーと似てませんか。私には、どう見ても同じに見えるのですが。決定的に違う点はあるのでしょうか。
そこで今日は違う点を交えながら『サブレ』についてお話をしたいと思います。



サクサク食感!サブレ


サブレ



 「サブレ」または「サブレー」は、フランス発祥のビスケットの一種で、サクサクとした食感とバターの香りが特徴の洋菓子です。フランスでは、焼菓子全体のことを「サブレ」と呼びます。


 よく似たものにビスケットがありますが、ビスケットはバターまたはショートニングと薄力粉の配合比率をおよそ1:2の割合で作るのに対して、サブレはほぼ1:1で作るので、ビスケットよりさらにサクサクした食感で、さらに濃厚に仕上がります。


 サブレは、フランスから日本に伝わったお菓子で、フランス語では「sable」と呼びます。サブレという名前は、フランスのノルマンディー地方の都市、サブレ=シュル=サルト(Sablé-sur-Sarthe)で最初に作られていたことから、「サブレ」という名前になったそうです。また、サブレにはフランス語で「砂をまいた」「砂で覆われた」という意味があり、サクサクした口当たりから「砂」という意味も持っています。




サブレは、「ビスケット?」「クッキー?」


焼菓子


 ここまでサブレについて話をしましたが、サブレはどの仲間に入るのでしょうか。


 焼菓子を、フランスでは「サブレ」、イギリスでは「ビスケット」、アメリカでは「クッキー」とひとまとめにしています。どの焼き菓子も「ビスケット類」となるので、「サブレ」も「クッキー」も、「ビスケット」の仲間だったんです。このことを区別しているのは日本だけなんですよ。


  • 「サブレ」⇨ バター多めの風味で、サクサク食感のビスケット類(サブレの分類はない)

  • 「ビスケット」⇨ 小麦粉に糖類と食塩、食用油脂を加えて焼いたお菓子の総称

  • 「クッキー」⇨ 食用油脂と糖質の割合が40%以上のビスケットの総称


 決定的な違いは、サブレにはバター又はショートニングや卵の配合が多く使われ、サクサクとした食感のものを出すために、クッキーに比べてバターの量が2倍になる点です。でもこの3つで一番カロリーが高いのはクッキーなので、ダイエット中の方は注意が必要ですよ。



サブレを作ってみよう!


サブレ




用意するもの (20枚分)

  • 薄力粉 70g

  • アーモンドパウダー 30g

  • 砂糖 30g

  • バター 50g

  • 塩 ひとつまみ



作り方

  1. フードプロセッサーに薄力粉・アーモンドパウダー・砂糖・塩を入れスイッチON。途中で止めて、2~3回ほど全体を混ぜます。

  2. 角切りにしたバターを加えて、スイッチのONとOFFを繰り返して混ぜ合わせます。

  3. 全体に少し固まりができてくるころまで混ぜ合わせます。

  4. ひとまとめにした後、15㎝程の棒状に伸ばしてラップに包み、ラップをしたまま2時間以上冷蔵庫で寝かせます。

  5. 8~10mm程度の厚さに切り分け、軽く形を整えてオーブンシートを敷いた天板に並べて行きます。

  6. 170℃に予熱したオーブンで、15分間焼きます。

  7. 盛り付けて完成です。



 厚めに分けた場合は、焼き時間を長くとってください。例、1.5㎝の厚さの場合は、170℃に予熱したオーブンで20分焼きます。また、フードプロセッサーがない場合は、材料すべてをポリ袋に入れて揉み込むと良いですよ。洗い物も減りますしね。


 抹茶やココアなどを混ぜてもで美味しいですよ。




今日の最後に

 サブレは、フランス発祥のビスケットの一種です。バター風味を多く取り入れて、サクサクとした食感に仕上げているのが特徴です。ここがクッキーやビスケットとの大きな違いになりますね。


 「鳩サブレー」について
 試作品ができあがった際に試食したところ、外国人から「フランスで食べたサブレーという菓子に似ている」といわれたそうです。


 そこで日本語の「三郎」という名前に響きが似ていると思い立ち「サブレー」という言葉がお気に入りになったのだそう。そして、鳩サブレーのあの形は、鎌倉にある鶴岡八幡宮に由来するそうです。鶴岡八幡宮の神使は鳩、鶴岡八幡宮への信仰が厚かった初代は、「サブレー」と「鳩」を組み合わせて、鳩サブレーを作り上げ「鳩サブレー」とつけられたそうです。今でも当時の原形のままとのことです。また、「鳩三郎」と呼ぶこともあったそうですよ。


 3月20日は「サブレの日」です。3月20日の3を「さ」、2を「ぶ」、0を「れ」と語呂合わせで読めることから、日清シスコ株式会社さんがが制定しました。サブレは手軽に食べることができるので、おやつにを召し上がってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。




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