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クリスマスと「ビュッシュ・ド・ノエル」

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クリスマス




こんにちは
クリスマスですねが、クリスマスケーキって食べますか。年に一度の特別な日なので、ケーキは欠かせませんよね。
ところで、クリスマスケーキのビュッシュ・ド・ノエルってどうしてあの形なのでしょうか。お祝いの日に木のイメージって変ですよね。特別な意味でもあるのでしょうか。
そこで今日は『ビュッシュ・ド・ノエル 』についてお話をしたいと思います。



クリスマとビュッシュ・ド・ノエル


クリスマス



 クリスマスとは、イエス・キリストの降誕祭で、キリストが生まれてきたことをお祝いする日です。本当の誕生日は不明となっているので、この日を誕生を記念する日と定め、教会でミサを行う日にしたのがクリスマスです。英語にすると解りやすいと思います。


 英語でクリスマスは、「Christmas」と書きます。


 「Christ」はキリストを指し、「mas」はミサというキリスト教の祭礼を表しています。なので、「キリスト(Christ)のミサ(mas)」ということになります。


 ちなみに、 「Xmas」と書くこともありますが、この「X」は、ギリシャ語の「Xristos」の頭文字で、「X」でキリスト(救世主)を表しています。



クリスマのケーキ

 クリスマスにはご馳走を食べてお祝いしますが、ケーキもその中の一つです。クリスマスケーキといえば、ビュッシュ・ド・ノエルを連想させますが、これは19世紀の後半にフランスのパリで生まれたケーキです。


 「ビュッシュ」は木や丸太、「ノエル」はクリスマスを意味し、「ビュッシュ・ド・ノエル」と命名されました。では何故、丸太をイメージしたのでしょうか。



ビュッシュ・ド・ノエル(ブッシュ・ド・ノエル


ビュッシュ・ド・ノエル


 ビュッシュ・ド・ノエルが丸太の形をしていることについては諸説あります。


  • キリストが誕生したことを祝い、薪を夜通し燃やし続けたことに由来する説

  • 前年の冬に燃やした灰は厄除けになるという北欧の言い伝えを元に、丸太をイメージしたという説

  • 貧しくて恋人にクリスマスプレゼントも買えない青年が、恋人に暖まってもらおうと薪をクリスマスにプレゼントしたという説


 このような背景があり、フランスの菓子職人の方が考案しクリスマスに食べるようになったそうです。ということで、菓子職人さんがクリスマス用のケーキに願いを込めたようです。



クリスマスケーキはいつ食べるの?

 そんなクリスマスケーキですが食べるタイミングがあるそうですよ。25日の夜に食べるのが一般的ですが、キリストが誕生した時代はユダヤ暦を使っており現代とは異なるそうです。ユダヤ歴は日没で日付が変わるので、12月24日の日没~12月25日の日没までがクリスマスになります。そんな訳で、食べるタイミングは24日の日没~25日の日没の間に食べるのが正しいようです。日本でいうクリスマスイブの夜が良さそうですね。



今日の最後に

 ビュッシュ・ド・ノエルは、キリストが誕生したことをお祝いして、薪を夜通し燃やし続けたという説から薪(ユール・ログ)をイメージしてあの形になりました。この薪はケルト人やゲルマン人冬至のお祝いのお祭りに、「ユール・ログ」という木の幹を薪として燃やし続け悪霊から家族を守っていたそうです。


 クリスマスですぐ、大きなケーキを買うと余ってしまうことがありますよね。そんなときには、箱で保存しないようにお皿に移してラップをかけて保存しましょう。箱がケーキの水分を吸収してしまいケーキが乾燥してしまうので注意してくださいね。大きなタッパーに入れれば安心、冷蔵保存で2日くらいは保存できます。楽しいクリスマスを🎄 最後までお読みいただきありがとうございました。
 



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