栄養豊富なセロリを食べよう! セロリを日持ちさせるポイントを紹介
スポンサーリンク
スポンサーリンク
こんにちは
寒い時期にも買うことできる野菜「セロリ」、一年中売っているので助かりますますよね。
ところで、セロリって一束買っても食べきれないことってありますよね。セロリはどのくらい日持ちするのでしょうか。
そこで今日は『セロリ』についてお話をしたいと思います。
セロリ
爽やかな香りを持つセロリは、ヨーロッパから地中海沿岸のが原産の香味野菜です。古代ギリシャやローマでは薬や香料として利用され薬用植物として扱われていました。実際には、祭祀儀礼や魔除けとして利用していたそうです。食用としての栽培が始まったのは17世紀に入ってからのことで、ヨーロッパ南部で始まったそうです。その後、19世紀にはヨーロッパ全域へ、さらにアメリカ大陸にも伝わったそうです。
日本へは、文禄・慶長の役(1592~1598年)に豊臣秀吉の朝鮮出兵のおりに、加藤清正が「東洋種」のセロリを持ち帰ったことで渡来しました。当時は、 「清正人参(きよまさにんじん)」と呼ばれていたそうです。
私たちが普段食べている「西洋種」のセロリは、江戸時代にオランダ船によって持ち込まれました。当時は特有の香りから敬遠され普及しなかったそうです。食べるようになったのは第二次世界大戦後のことで、食生活の欧米化に伴い食べるようになっていったそうです。昭和50年代ごろには香りが弱いとされるアメリカの品種が持ち込まれ一般的な野菜になりました。
ちなみに、 セロリの和名を「オランダミツバ(阿蘭陀三葉)」といいますが、その由来は「西洋種」のセロリがオランダ船により持ち込まれたからです。
セロリの日持ち
一年を通して手に入るセロリですが、多く買い過ぎてしまったり余ってしまうことってありますよね。そこで気になることは日持ちと保存方法です。
セロリは硬い茎からは想像できないほど日持ちが悪い野菜です。常温で放置しておくとすぐに水分が抜けてシナシナになってしまいます。意外とデリケートな野菜なんですよ。
セロリの保存期限(葉付き)
常温 1~2
冷蔵庫の野菜室 5日~1週間程度
保存する場合は、最適な温度は1℃になります。常温での保存はできないと考えた方が良いでしょう。保存は冷蔵保存をしてください。
セロリの保存方法
セロリは冷蔵保存していても成長しようとします。そのため、葉が水分を吸ってしまいシナシナの状態になってしまいます。そして葉が黄色に変色して傷んでしまいます。少しでも長く保存するためには適切な処理を行いましょう。
冷蔵保存
茎の保存
茎に水分を含ませたキッチンペーパーで包みます。
乾燥しないようにビニール袋に入れ、立てて冷蔵室の野菜室で保存します。
期限の目安 1週間程度
葉の保存
セロリの葉は洗って軽く水気を切ります。
保存用の容器に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。
期限の目安 3~4日程度
日持ちが悪い理由は、カットすると切り口が酸化してしまうので日持ちしません。
**水に浸けて保存(茎)**
茎を使いやすい大きさにカットして、水を張った保存容器に入れます。
フタをして冷蔵室で保存します。
期限の目安 1週間程度(水は2日1度を目安に取り替えることが条件です)
セロリの冷凍保存
セロリは冷凍保存が可能な野菜です。食感が失われてしまいますが長く保存したい場合は冷凍がお勧めです。
セロリの冷凍保存
セロリを水でよく洗います。
茎と葉の部分で切り分けます。
太い茎の部分はピーラーなどで筋をとります。
茎を食べやすい大きさにカットします。
茎と葉を別々の保存袋に入れます。
しっかりと袋の空気を抜いて密閉し冷凍保存します。
保存の目安 1ヶ月程度
冷凍したセロリは、お料理に凍ったまま使えます。一度冷凍したものは、解凍すると水分が出やすくなるので、生食に向きませんので注意してくださいね。しかし、柔らかくなるので硬い筋が嫌いな方にはむしろお勧めです。私は、葉を冷凍して柔らかくしてから食べます。
今日の最後に
セロリは常温保存に向かない野菜です。冷蔵保存しても茎は3日くらいしか日持ちがしないので注意してください。すぐに食べない場合は、必ず冷蔵庫で保存しましょう。
セロリは一年を通して入手できますが、冬の時期なら静岡産や福岡産のものが美味しいです。セロリの栄養は葉に集中していて、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEがバランスよく含まれています。食べるなら葉も一緒に食べることがポイントです。冷凍すれば柔らかくなり、しかも栄養が水に溶け出す心配もなくなります。冷凍はお勧めです!
冬場の貴重な野菜なので、召し上がってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。