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シチューの保存! 余ったシチューはどのくらい日持ちするの?

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冬の料理




こんにちは
冷え込んでいますね。寒い日ってシチューが食べたくなりませんか。温かいシチューって美味しくて心まで温まりますよね。
ところで、作り過ぎてしまったシチューって常温だと、どのくらい日持ちするのでしょうか。冬場といっても暖房をつけているので心配ですよね。
そこで今日は『クリームシチュー』についてお話をしたいと思います。


クリームシチュー


クリームシチュー



 クリームシチューとよく言いますが、「シチューってなに?」と思いませんか。


 シチューは、肉や野菜を出し汁などで長時間煮込んだ料理の総称になります。同じ仲間にブイヤベースやボルシチなどがあります。日本でのシチューは大きく分けると、「ビーフシチュー(ブラウンシチュー)」と「クリームシチュー(ホワイトシチュー)」の二種類になります。間違いやすいものにスープがありますが、違いは 「具材の大きさ」や「前菜と主菜」の違いで区別します。


 シチューが日本に伝わってのは明治時代の初期頃で、この時代の西洋料理店ではビーフシチューが出されていました。大正時代になり、出来上がったシチューに小麦粉と牛乳、卵を入れてクリームシチューに似た料理が提供されるようになり、そして戦後に、脱脂粉乳を現材料にした「白シチュー」というものが給食に出されるようになりました。この白シチューが現在のクリームシチューの原型となっているそうです。


 その後、1966年(昭和41年)に食品メーカーからクリームシチューの粉末ルウが発売され、クリームシチューは一般的な家庭料理になりました。


 クリームシチューは日本で生まれた和製洋食なんです。チョット意外な歴史ですよね。ちなみに、日本で誕生したクリームシチューは欧米人にも評判が良いそうですよ。


 歴史の話はこのくらいにしまして、クリームシチューの日持ちの話に入ります。



クリームシチューの日持ち


クリームシチューの日持ち


 作り過ぎてしまったクリームシチューは、常温保存ではどの季節であっても基本的に日持ちが悪くなります。冬でも、暖房を使っているので、夏場とかわらないくらいの日持ちなんです。冬場の室温が低い部屋でも1日程度が限度、夏場なら半日程度になります。


 では、冷蔵庫ならどうかというと、目安として2~3日程度になります。この場合は鍋のままはNG、清潔な密閉できる容器に移し替えての保存が条件になります。


 また、シチューはホウレンソウを入れることが多い料理ですが、ホウレンソウを入れると傷みが早くなってしまいます。冷蔵庫で保存したとしても当日中には食べ切りましょう。


 日持ちさせたい場合は、冷凍保存しましょう。


 やり方は、ジャガイモを取り除くか、完全につぶして、1回分ずつに分けてタッパーやフリーザーバッグに入れ、空気を抜いて冷凍します。1ヶ月くらい保存できるので、食べきれない場合は冷凍がお勧めです。


 シチューだけではなく、カレーなども該当するのですが、常温で保存しておくとウェルシュ菌などが増殖してしまいます。ウェルシュ菌は芽胞と形成する細菌で、熱に強いため沸騰させた状態で数時間加熱しても生き残るので、シチューを加熱しても消えることはありません。なので、冬場であっても一日で食べ切れる分だけ作った方が良いでしょう。


クリームシチューの日持ち

  • 常温 半日~1日

  • 冷蔵 2~3日程度

  • 冷凍 1ヶ月程度


 余談ですが、シチューのルウが余ってしまった場合は、冷蔵庫で約3カ月保存ができます。 密閉容器やジッパー付きの保存袋に入れて保存してください。



今日の最後に

 クリームシチューの日持ちは意外に短く、冬場の常温でも一日が限度です。 冬場だから大丈夫だろうと思っても細菌は繁殖しているので、作ったその日を目途に食べ切りましょう。


 寒い日のシチューは美味しいですよね。市販のルウを買うことが多いと思いますが、シチューのルウは自分でも作れます。


分量

  • 薄力粉 大さじ4

  • バター 20g

  • 塩 小さじ1/2

  • 牛乳 400cc

  • 水 200cc

  • コショウ 少々


まずは、バターを火にかけ溶かします。そこへ薄力粉を混ぜ、牛乳を少しずつ混ぜながら加えます。小麦粉がダマにならないように絶えず混ぜましょう。ルウがのびてきたら牛乳を全て入れ、水を足して、炒めた野菜と肉をいれて20分ほど火にかけます。火が通ったら、塩とコショウで味を調え完成です。自家製のシチューをお試しください。

最後までお読みいただきありがとうございました。



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