「高菜」は意外と栄養豊富な野菜!
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こんにちは
寒い季節に美味しくなる野菜に高菜があります。高菜漬けでご存知の方も多いと思います。高菜漬けは買うことが多いのですが、自宅で漬けると難しいものなのでしょうか。
そこで今日は、漬物の話を交えながら『高菜』についてお話をしたいと思います。
冬の野菜、高菜
高菜は、中央アジアが原産の野菜で、カラシナの変種といわれています。食べるとピリッと辛味がありますよね。日本へは中央アジアからシルクロードを経由して、平安時代に伝わりました。892年に書かれた「新選字鏡」にも高菜のことを「太加奈」と呼び記載されています。この時代の高菜は、現在のものとは少し違うものだったそうですよ。
現在、よく見かけるものは、明治時代の終わり頃に中国四川省から伝わった「青菜(せいさい)」から品種改良を重ねたもので、大きな葉で肉厚のものになります。なお、高菜の種類は九州を中心に各地に地方品種がたくさん存在するそうです。
高菜を食べる
高菜の食べ方として一般的なのが漬物です。高菜漬けは美味しいですよね。
高菜漬けは、高菜を塩で漬けることで旨み凝縮し美味しくなります。さらに、栄養価もアップするんです。
高菜はβカロチンが豊富な野菜ですが、漬けることで倍以上の数値になるんです。その他の栄養素もアップします。ただ、水溶性であるビタミンCは溶け出してしまうので半減してしまいます。ここは少し残念なところです。
でも、乳酸菌が増えているので整腸作用や抗がん作用に期待ができますよ。
高菜漬け
用意するもの
高菜 200g
塩 高菜の重さの8~9%
ターメリック 少々
漬け方
高菜を洗い、半日ほど天日干しします。
干した高菜の重さを計り、8~9%の塩を用意します。
モミながらよく混ぜます。
重石を乗せ、そのまま涼しい場所で120日くらい漬け込みます。(冷蔵庫に入れると発酵しないので冷蔵しないでください)
120日くらい漬けたら完成です。
漬けた高菜は、冷蔵庫に入れて保存してください。
高菜の浅漬け
浅漬けなら時間をかけずに召し上がれます。
用意するもの
高菜 適量
塩 高菜の重さの2~4%の量(100gなら塩2~4g)
鷹の爪 お好み量
昆布 お好み量
漬け方
高菜をよく洗い、水気を切ります。
半日~1日くらい天日干しします。
天日干しした高菜に、塩をよく揉み込みます。
タッパーなどの容器に、塩を揉み込んだ高菜を入れ、重石を乗せます。
水分が出てくるので、高菜の高さ以上の水分は捨てます。
1~3日ほど漬けたら完成です。
さらに簡単な浅漬け
用意するもの
高菜 5~6枚
かつおだしの素 4g
砂糖 大さじ2
醤油 大さじ3
酢 小さじ1
塩 小さじ1/2
水 100cc
唐辛子 お好みで
漬け方
高菜を食べやすい大きさにカットして耐熱容器に入れます。
軽くラップをしてレンジ600Wので約4分加熱します。
別の容器を用意し、高菜以外の材料を入れて混ぜ、レンジで約2分加熱します。
高菜を水に晒します。
高菜の水気を絞って調味液と混ぜます。
粗熱が取れたら密閉容器に入れて冷蔵庫で半日漬けます。
完成です。
今日の最後に
高菜は意外と栄養価が高い野菜です。漬物にすることでさらに凝縮され栄養価がアップするんですよ。一方で、ビタミンCや葉酸などは溶け出してしまうので他の食品から摂取しましょう。
高菜の旬は、12月から3月です。栄養豊富な高菜は、生活習慣予防や皮膚や粘膜の細胞を正常に保ち免疫機能を高める働きなどがあります。今の季節にはピッタリの食材ですね。アクが強い野菜なので、漬物や加熱して食べてください。旬の時季に召し上がってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。