滋賀県のおやつ! 「ふな焼」ってどんな食べ物?
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こんにちは
調べものをしていると、「ふな焼き」というものに出会いました。「麩の焼き」なら分かるのですが、 「ふな焼き」なんて聞いたことがない…。
なので、調べてみました。
そこで今日は『ふな焼き』についてお話をしたいと思います。
ふな焼きと麩の焼き
はじめは「麩の焼き」からです。
「麩の焼き」は、小麦粉を水と酒で練り、薄く伸ばして焼き上げ、そこに味噌を塗ってくるっと丸めた京都生まれの和菓子です。クレープに似たものといえば分かりやすいでしょうか。ここに出てくる「麩」は、小麦粉のグルテンのことを指す言葉なので、まさにクレープといった感じです。この麩の焼きは、茶人の千利休が茶会によく使っていたそうです。88回の茶会に、68回も「麩の焼き」が出されていたようです。
では今回の謎、「ふな焼き」はどのようなものなのでしょうか。
ふな焼
ふな焼きは、小麦粉を水と黒砂糖と炭酸を使い、練った生地を焼いた滋賀県那賀地方で戦前から食されていたおやつです。今でいうホットケーキやどら焼きのようなものです。名前の由来は、焙烙(ほうらく)という素焼きで丸底の土鍋で焼かれていて、丸底が船底に似ていたことから「船焼き(ふなやき)」と呼ばれるようになりました。
ということで、ふな焼きはホットケーキに似たおやつということでした。
ふな焼を作ってみよう!
基本は小麦粉と水だけですが、現代風に少しふわっとしたふな焼を作ってみましょう。
用意するもの(2人分くらい)
小麦粉 200g
牛乳 1カップ
卵 1個
砂糖 大さじ1
ベーキングパウダー 小さじ1
油 適量
作り方
小麦粉とベーキングパウダーを混ぜてふるいます。
ボウルに卵、砂糖、牛乳を入れ混ぜ合わせます。
先ほどの小麦粉を加えてよく混ぜます。
フライパンを熱し、油をひき、生地を全て入れて弱火で焼きます。
片面が焼けたら裏返し、両面焼きます。
焼けたら食べやすい大きさにカットして完成です。
はじめから、どら焼きくらいの大きさで焼いても構いませんよ。お好みで調節してください。
今日の最後に
ふな焼きは、滋賀県那賀地方で戦前から親しまれてきた小麦粉を使ったおやつです。昔は、黒砂糖を巻き込み、焼いて食べていたそうです。
今ではホットケーキがありますから作る方は少なくなっているそうです。たまには昔ながらの素朴な味を手作りされてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。