水溶き片栗粉の作り方とポイント!
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こんにちは
ところで、料理レシピで「水溶き片栗粉」と書いてあるのをよく見かけますよね。お料理にとろみをつける液体のことです。レシピに書いてあるのは、「水溶き片栗粉」とだけです。水溶き片栗粉の割合については書かれていないものが多いですよね。
多すぎても、少なすぎても失敗してしまうのに何故でしょうか。
そこで今日は『水溶き片栗粉の割合』についてのお話をしたいと思います。
水溶き片栗粉の割合
水溶き片栗粉の話をする前に、片栗粉の話を少し。
片栗粉は本来、花のカタクリの地下茎から作られる白色のデンプン粉のことを言います。しかし、江戸時代の末期に自生カタクリの減少にともない、ジャガイモが用いられるようになりました。現在では主にジャガイモのデンプンが一般的に多く使われています。片栗粉という名前ですが、カタクリの地下茎を使っていたので、そのまま現在も使っています。
液体にとろみが付く理由は、デンプンの糊化(こか)によるものです。糊化はデンプンに水を加えて加熱することで起こります。60℃で急激に水を吸って膨らみ始め粘度が付きとろみとなります。デンプン量が多いほど粘度が高くなっていきます。
では、失敗しない水溶き片栗粉の作り方を説明します。
ズバリ!、失敗したしない割合は、「片栗粉:水=1:2」がベストです。
例、片栗粉大さじ1:水大さじ2
慣れてきたら、本来の「片栗粉:水=1:1」でやってみてください。
失敗しない水溶き片栗粉の作り方の説明をいます。
用意するもの
材 料 (1回分)
片栗粉 大さじ1
水 大さじ2
作り方
ボールに片栗粉を入れて、水を注ぎよく溶きます。
混ぜた後、10分程安置して完成です。
安置させる理由は、片栗粉に充分水を吸わせるのが目的です。よく水を吸った片栗粉は熱い所に入れてもダマになりにくく失敗しません。
水溶き片栗粉の使い方
料理の完成前に再びよく混ぜます。
一度火を止め、水溶き片栗粉を回し入れます。
火を弱火~中火にして、かき混ぜながら1分間加熱します。
とろみ付けの完成です。
※片栗粉は何分も煮込んでしまうと、粘度が低下する性質があります。加えるタイミングは、完成1分前がベストです。
水溶き片栗粉のポイント
水溶き片栗粉は、片栗粉:水=1:2で作る。
混ぜた後、10分安置させる。
入れるタイミングは、完成1分前に入れる。
回し入れたら1分加熱しながら混ぜる。
水溶き片栗粉の最適な量
汁物に使う場合
汁に対して1%くらいの量が最適です。(1人分の椀物に、水溶き片栗粉小さじ1/2杯)
あんかけに使う場合
汁に対して4%くらいが目安になります。(100㏄の汁なら、水溶き片栗粉小さじ1.5杯)
今日の最後に
今回はとろみ付けで失敗しない水溶き片栗粉の作り方を紹介しました。1:2で作ることが水溶き片栗粉のポイントです。レシピに水溶き片栗粉とありましたら是非ご活用ください。
なお、液体が薄いととろみは付きません。料理に入れてからでは、修正もできないので注意してください。心配の時は少しだけ濃い目に作ってください。
最後までお読みいただきありがとうございました。