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食欲の秋! 炊き込みご飯の日持ちどのくらい?

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味覚の秋




こんにちは
食欲の秋!ご飯が美味しい季節ですね。食材が豊富なので炊き込みご飯が良いですね。美味しいのでついつい多めに炊いてしまいます。
ところで、余ってしまった炊き込みご飯は、どのくらい日持ちするものなのでしょうか。
そこで今日は『炊き込みご飯の日持ち』についてお話をしたいと思います。


炊き込みご飯の日持ち


炊き込みご飯の日持ち



 炊き込みご飯は、具をお米と一緒に炊き込んで作るご飯のことです。地方によって呼び方が変わり、関西では「かやく(加薬)ご飯」や「かやくめし」 、関東で「五目ご飯」とも呼ばれています。炊き込みご飯は大きく分けると2種類あり、「具材を味付け無しで炊き込むだけのもの」と、「昆布だしや醤油などで味付けするもの」があります。代表的なものには「栗ご飯」や「松茸ご飯」、「お赤飯」などがあります。釜めしは味付けの部類になり、他にも「ひつまぶし」や「かにめし」、「ゆかりご飯」があります。


 ちなみに、「混ぜご飯」と「炊き込みご飯」は全く別物で、炊き込みご飯はお米と具材一緒に炊くものになり、混ぜご飯は炊きあがったご飯に調理した具材を混ぜ合わせるものなので調理過程で異なります。



炊き込みご飯の日持ち

 お米を普通に炊いた場合の日持ちは1~2日程度になり、冷蔵でも2~3日間が限度になります。今回の炊き込みご飯にはいろいろな食材や調味料が混ざっているので、普通のご飯より日持ちが悪くなります。ではどうして日持ちが悪くなるのでしょうか。


 炊き込みご飯が傷みやすい理由は水分量にあります。もともとご飯が持っている水分と、具材から出る水分もあるので水分が多い状態になります。水分が多いということは雑菌が繁殖しやすい状態なので傷みが早くなってしまいます。また、炊き込みご飯は調味料を使うので、これも理由になります。


 実際に炊飯器の保温で保存した場合の日持ちはどのくらいかというと、4~5時間になります。どうしても炊飯器で保存したいなら、電源を切ってから保存しましょう。また、炊飯器内の水滴にも注意してください。この状態なら1~2時間くらいは長持ちします。


 でも、これだと常温保存とあまり変わらないのでお勧めしません。何故なら、早く冷めないからです。常温保存なら条件にもよりますが4~24時間くらい日持ちするので二択で選ぶなら常温保存です。


 それにしても4時間は短いですね。


 でも、「炊飯器がダメなら冷蔵庫なら日持ちするんじゃないの?」と思いますよね。



冷蔵庫で保存

 冷蔵庫で保存した場合は、2~3日程度になります。


 意外と日持ちすると思われるかもしれませんが、ご飯は温度が0~3℃で劣化が進んでしまいます。その結果、ご飯の弾力が失われてしまうので美味しくなくなります。冷蔵で美味しく食べたいなら翌日までと考えてください。


 これで炊き込みご飯は日持ちが悪いことがわかりました。では保存するならどこか最適な場所があるのでしょうか。


 それは、やっぱり冷凍が一番です。



炊き込みご飯の冷凍

 炊き込みご飯とはいえ、普通に炊いたご飯と同じなので保存は冷凍がお勧めです。ただ、コンニャクを使っている場合は、予め取り除いてから冷凍しましょう。コンニャクは冷凍するとゴムのようになってしまいます。


冷凍保存方法

  1. 炊き立ての熱いうちに小分けにしてラップで包みます。

  2. 小分けにしたものを冷凍保存袋に入れます。

  3. 空気を抜いて口を閉じます。

  4. そのまま冷凍室で保存します。


 冷凍するときは熱いうちに行ってください。冷めると水分が飛んでしまうので注意しましょう。冷凍保存期間は、1ヶ月程度になります。なお、魚介類の炊き込みご飯は傷みやすいので2週間を目安に保存してくれます。


解凍方法

 解凍は自然解凍NGです。自然解凍をすると炊き込みご飯がぱさついたり、傷みが早くなります。レンジで1回分ずつ加熱してください。



今日の最後に

 炊き込みご飯は、普通のご飯より日持ちしません。保存する場合は、冷凍保存がベストです。


 この時期は炊き込みご飯を作る機会が多いと思いますので簡単なポイントを紹介します。

  • 水分量に注意しましょう。具材と調味料からも水分が出ます。

  • 味見をしましょう。水と調味料を入れて水加減を調節し、混ぜたら必ず味見をしましょう。

  • 具材はご飯の上に。お米への熱効率を良くするために具材は上にのせましょう。

  • 炊き上がったらスイッチを切りましょう。炊き上がったらスイッチを切り、ご飯と具材を下の方から手早く混ぜ合わせましょう。

  • なるべくその日のうちに食べ切ってください。

味覚の秋ですので美味しい炊き込みご飯を召し上がってくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。



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