秋はキノコ! 「エノキダケ」で作るのにどうして「なめ茸」なの?
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こんにちは
秋といえばやっぱりキノコですね。多くの種類がありますが、その中でもエノキダケを紹介したいと思います。お馴染みのキノコなのでご存知だと思いますがお付き合いください。
そこで今日は『エノキダケ』についてお話をしたいと思います。
エノキダケ
エノキダケといえば白くて細長いキノコですが、あれは栽培物で天然のエノキダケは全く別の姿形をし味も違います。天然のエノキタケは、エノキの切り株や枯木のほか、コナラやクヌギ、さらにヤナギやミズナラなど様々な広葉樹に寄生するキノコです。キノコらしいしっかりした笠で茶色い色をしています。この色は紫外線から身を守るためにメラニンという色素を出すため茶色になります。天然のエノキダケは、晩秋から春にかけてが収穫期で、雪が降る時期に大きくなるので別名「ユキノシタ」とも呼ばれています。
一般的なエノキダケは、色白で細長い形をしていますが、これは栽培方法に秘密があります。細長い瓶の中に菌床を入れ、日光を遮断して、気温5℃の冷蔵庫の中で栽培されているので白いキノコになります。天然ものに比べるとクセがなく幅広い料理に使えるので身近なキノコといえます。栽培が始まったのは昭和初期で、1960年代には一般に出回るようになりました。
エノキダケといえば!
エノキダケといえば鍋料理と、そしてもう一つ「なめ茸」です。エノキダケを醤油味で似た食べ物で美味しいですよね。
この、なめ茸誕生にはいくつかの説があり、京都の嵐山にある料亭で作られてのが始まりという説と、小林農園さんがパートナー会社と協力して瓶詰の「なめ茸(商品名)」を製造したという説があります。
ところで、原材料はエノキダケなのに、どうして「なめ茸」と呼ばれるのでしょうか。少し疑問に感じたので調べてみました。
なめ茸の由来
「なめ茸」の名前の由来は、長野県の一部の地方でエノキダケのことを「なめらっけ」と呼んでいて、これが転じて「なめ茸」となったそうです。また、1958年に加工された「エノキダケ」の水煮を「なめこ」に似せて販売したときに、「なめこ」のヌメリとそっくりだったことから「なめ」をとって「なめ茸」と呼ぶようになったそうです。
私としては方言の「なめらっけ説」の方が信憑性が高いと思います。 「なめ茸」は商標登録はされていないようですが商品名ということは事実ですね。
なめ茸を作ろう!
なめ茸はご家庭でも作ることができるので紹介したいと思います。
用意するもの
エノキダケ 大2袋(400g)
酒 大さじ4
醤油 大さじ4
みりん 大さじ4
作り方
エノキダケは根元を切り落とし3等分にします。(根元に近い部分はほぐす)
鍋にエノキダケを入れ、酒大さじ4を加えて、蓋をして強めの中火にかけます。
約1分蒸し煮にしたら木べらで混ぜ、さらに2~3分間蒸し煮にします。
エノキダケからトロミが出たら、みりん、醤油、各大さじ4を加えます。
強火にして、全体に細かい泡が出てきたら、木べらでかき混ぜながら煮詰めます。
水分が飛び、照りのある茶色になったら完成です。
お好みで、白だしや砂糖を足してアレンジしてもOKです。粗熱がとれたら保存容器に入れ冷蔵庫で保存してください。冷蔵保存で、約1週間保存可能です。
今日の最後に
エノキダケは、天然ものと栽培ものの2種類あります。一般的エノキダケは白いエノキダケで栽培されたものですね。最近では茶色で細長いエノキダケもあるので食べてみてください。白いエノキダケとは違いキノコらしい味があります。
エノキダケは、ビタミンB1の含有量がキノコ類ではトップクラスです。糖質をエネルギーに変えるために欠かせないビタミンB1は、エネルギーの供給をスムーズにしてくれるので疲労回復に効果的です。気温が下がっていますので鍋料理などに入れて召し上がってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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