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余ったカレーの日持ちはどのくらい?

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賞味期限




こんにちは、家庭料理の定番と言えば、みんな大好きカレーです。
家で作ると多く作ってしまい、余ってしまうことがあります。気温が高くなっているので保存が心配ですよね。
ところで、余ったカレーってどのくらい日持ちするのでしょうか。

そこで今日は『カレーの期限』についてお話したいと思います。


カレーの期限




カレーの期限

 煮込み料理のカレー、実を言うととても傷みやすい料理なんです。では、3通りの方法で保存した場合の期限を見てみたいと思います。



常温保存した場合

 常温保存の場合、冬場でも期限は1日です。

 夏場や湿度が高い時期なら、半日が限界です。

 常温保存をする場合には、朝、昼、晩とこまめに沸騰するまで加熱することが大切です。カレーに含まれるほとんどの細菌は、75℃で60秒以上加熱することで殺菌できます。家庭では温度が分からないと思うので沸騰を目安にしてください。なお、加熱したカレーは涼しい場所で保管が原則になります。



冷蔵保存した場合

 冷蔵保存した場合は、2~3日が期限です。

 食べ切れなかった場合やしばらく保存したい場合は、粗熱がとれた時点で冷蔵保存しましょう。このとき、お鍋のままでの保存は食中毒の危険性が高まるのでやめましょう。理由は、お鍋は密閉性が低くため、細菌が繁殖しやすくなっているからです。密閉できる容器に移して保存してください。


冷蔵保存のやり方
  1. カレーを冷蔵庫に入れる前に、しっかりと粗熱を取ります。鍋を氷水が入った大きなボールなどに入れ、全体をかき混ぜながら冷ますと時間短縮できます。

  2. 粗熱が取れたら密閉できる容器に移して、冷蔵庫で保存してください。



冷凍保存した場合

 カレーを冷凍する場合は、1ヶ月が保存期間の目安になります。

 ただし、冷凍している間も少しずつですが酸化などにより劣化が進みますので、本当なら2週間を目安に食べきると美味しく食べることができます。


冷凍保存のやり方(冷凍保存袋)
  1. ジャガイモやニンジンを取り除く。冷凍すると食感が失われ、風味が落ちてしまいます。

  2. しっかり粗熱をとったカレーをフリーザーバッグに小分けにして入れます。このとき1食分(約200g)に分けて冷凍すると便利です。

  3. カレーを平らにして密閉します。閉めるときは出来るだけ空気を抜きましょう。保存中にカレーの酸化を防止できます。

  4. 平らにしたまま冷凍します。凍ったら縦にしても構いません。


タッパーを使った冷凍方法
  1. タッパーの上にラップを敷き、その上からカレーを入れます。ラップを敷くのはタッパーに匂い移りを防ぐためです。ガラス製のタッパーならラップは必要ありません。

  2. ラップでしっかりと包み、空気に触れないように密閉します。

  3. タッパーに蓋をして冷凍します。



解凍方法

 冷凍カレーの解凍は冷蔵に移しての冷蔵解凍が最適です。レンジを使うと加熱ムラができて失敗することが多いので避けましょう。

 もしもレンジを使う場合は半解凍までにしてください。また、オーソドックスな方法で湯煎もあります。湯煎するときはしっかり密閉できていることを確認して湯煎してください。



カレーが日持ちしない理由

 ウェルシュ菌という熱に強い菌の存在が関わっているからです。ウェルシュ菌は土や水の中、それに人や動物の腸管内など幅広く生息している細菌で、特にカレーのような煮込み料理を好み増殖します。


 ウェルシュ菌は耐熱性があり、100℃の加熱でも6時間は耐えると言われています。そのためカレーを常温保存しておくと、どんどん菌が繁殖してしまうのです。高熱に加えウェルシュ菌は20~30℃で爆発的に増殖する菌でもあります。そのためカレーを常温で保管してしまうと、どんどん菌が繁殖してしまう菌です。


 ウェルシュ菌の芽胞は、通常の加熱では死滅しません。芽胞を作る前に小分けにし、すばやく冷却して冷蔵庫に保存しましょう。10℃以下で保存してください。なお、マイナス15℃以下では増殖は停止します。


 主な症状は、水様性の下痢や腹痛です。潜伏期間は6~18時間になります。



今日の最後

カレーの保存期限
常温は、1日以内、夏場は半日

冷蔵保存は、2~3日

冷凍保存は、1ヶ月

 常温保存をする場合のポイントは、朝、昼、晩とこまめに沸騰するまで加熱する。

 冷蔵する場合は、素早く冷却して密閉できる容器に移して保存する。冷蔵が無理な場合は、小分けにして冷凍してください。

 普段作ることが多いカレーは傷みやすい食品として覚えておいてください。しっかりとした管理が必要です。これから気温と湿度が高くなっているので、カレーに限らず食中毒には注意してくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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