旬の苺! 練乳はコンデンスミルクとは違うの?
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こんにちは
苺が美味しい季節ですね。甘い香りと味で食べ過ぎてしまいます。
そんな苺を食べるときに欠かせないものが、練乳ですよね。かけるだけでひと味違う苺になります。
ところで、練乳とコンデンスミルクってなにか違うのでしょうか。さらに、エバミルクとの違いも気になります。
そこで今日は『練乳』についてお話をしたいと思います。
練乳
練乳は、牛乳を煮つめて濃縮したもので、甘みがないものを無糖練乳といい、糖分を加えたものを加糖練乳といいます。また、甘みのない無糖練乳は「エバミルク」とも呼び、牛乳を濃縮する時に砂糖を加えて甘味を出した加糖練乳を「コンデンスミルク」と呼んでいます。日本では「練乳」と言った場合は「コンデンスミルク」の方を指します。
練乳の種類
種類:無糖練乳(エバミルク)
由来:蒸発無糖練乳を意味する英語 「Evaporated milk」
種類 加糖練乳(コンデンスミルク)
由来 凝縮加糖練乳を意味する英語 「Sweetened condensed milk」
ちょっとだけ雑談、練乳の歴史
コンデンスミルクを開発したのはイギリスのニュートンという方で、1835年にコンデンスミルクを開発、特許を取得したそうです。
煉乳の缶入りは1853年にアメリカのゲイルボーデンJrという方が工業化に成功し発売したそうです。その後、1861年に南北戦争が勃発するとコンデンスミルクは軍用食に欠かせない存在になりました。
ということで、練乳は2種類が存在していたことが分かりました。日本で苺などにかける甘い練乳はコンデンスミルクの方になります。そんなコンデンスミルクは、自分で作ることができますよ!
自家製の練乳
牛乳と砂糖があれば、手軽にコンデンスミルクが作れるので紹介します。
コンデンスミルク (加糖練乳)
用意するもの
牛乳 100cc
砂糖 20g
作り方
コンデンスミルクを作る鍋より大きいボウルを用意し、氷水を作っておきます。
コンデンスミルクを作る鍋に、牛乳と砂糖を入れ、泡立ち始めるまで中火で温めます。
牛乳が泡立ち始めたら、弱火にして15~20分ほど煮詰めていきます。
牛乳が半分くらいの量になったら火から下ろします。
鍋ごと、氷水に浸けてかき混ぜながら冷やします。
牛乳が冷えて固まってきたらコンデンスミルクの完成です。
出来上がると、牛乳の重さの約半分になります。固い場合は、少しづつ牛乳を足して、好みの固さに伸ばしてくださいね。
レンジを使う場合
レンジで加熱でも作ることができますよ。
作り方
コンデンスミルクを作る鍋より大きいボウルを用意し、氷水を作っておきます。
大きめの耐熱容器に牛乳と砂糖を入れます。
ラップ無し、出力500wで1分加熱します。
一度は取り出し良くかき混ぜ、砂糖を溶かします。
溶けたらレンジ(500W)で5分加熱します。
もう一度取り出して、かき混ぜて同様に、3~5分加熱します。
牛乳が半分くらいになったら、氷水に浸けてかき混ぜながら冷やします。
コンデンスミルクの完成です。
今回は牛乳を使いましたが、カロリーが気になる方は牛乳の代わりに、低脂肪牛乳や豆乳でも作れますよ。
どちらのコンデンスミルクも、冷蔵庫で約1週間程度保存することが可能です。
今日の最後に
練乳には無糖練乳のエバミルクと、加糖練乳のコンデンスミルクがあります。日本では練乳というと加糖練乳の方が一般的になるので、練乳=コンデンスミルクで良いと思います。
また、スキムミルクと呼ばれるものもありますが、これは牛乳や生乳から脂肪分と水分を取り除いて加工した粉末状のものです。その昔は、「脱脂粉乳」と呼ばれていました。間違えることは無いと思いますが、お知らせしておきます。
旬の苺はビタミンCを代表とする栄養が豊富な食べ物です。その苺に脂質である練乳をかけると、体内への吸収率が2倍~3倍もアップするそうです。苺を食べるときは、練乳を忘れずに!
最後までお読みいただきありがとうございました。