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ビスケットの話! ビスケットにはどうして穴があるの?

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ビスケット




こんにちは
子供の頃はおやつにビスケットをよく食べましたね。牛乳とセットで美味しかったのを覚えています。
ところで、ビスケットといえば小さな穴が開いていますよね。似たお菓子のクッキーには無いのにビスケットには穴がある。あれってなにか意味があるのでしょうか。
そこで今日は『ビスケット』についてお話をしたいと思います。


ビスケット


ビスケット



 ビスケットは、イギリスで小麦粉、砂糖、バターなどの油脂と卵を材料を使った焼き菓子の総称になります。ビスケットには二つの種類があり、中力小麦粉を使った「ハードビスケット」、薄力小麦粉を使った「ソフトビスケット」に分けることができます。


 ビスケットの語源は、ラテン語で「2度の」という意味を持つ「bis」に、「調理する」という意味を持つ「coctus」が合わさって「bis coctus」になりました。


ビスケットは保存食

 もともとビスケットは、小麦粉を水を練ったパンと同じようなもので、1度焼いたものを、もう一度オーブンでゆっくり焼いて乾燥させるという2段構えの製造工程で作られていました。2回焼くことで乾燥させ、保存性を高めた食品にするのが目的だったそうです。その昔は船乗り達が携帯した保存食でした。16~17世紀のイギリスで現在の形となり、ビスケットと呼ばれるようになりました。



クッキー


 余談ですが、ビスケットとクッキーは同じ!
 原材料は、小麦粉、砂糖、バターなどの油脂、卵といった材料を使った焼き菓子になるので両者は同じものなんです。ただ、国によって呼び方が異なるだけだったんですよ。


 でもちょっと待って!

 日本ではビスケットとクッキーはしっかりと区別されます。「クッキーは糖分と脂肪分が全体の40%以上」のもので、それ以外はビスケットになります。これは全国ビスケット協会が「公正競争規約」で定めています。


 これって日本だけの話で外国では区別されてないそうですよ。定めた当時はクッキーが高級なお菓子だったからだとか…。複雑な国ですね。



ビスケットの穴


ビスケットの穴


 ビスケットとクッキーを見比べると穴に気付くと思います。デザインのように見えますが、これにはしっかりとした理由があるんですよ。


 穴があるのは食べるとサクッとした歯ざわりのある「ハードビスケット」だけです。柔らかいソフトビスケットにはありません。


 その理由は、ハードビスケットはソフトビスケットに比べると油脂肪分が少なく、植物性たんぱく質グルテン)がしっかり形成されて、生地が硬いものになってしまいます。この硬い生地をそのまま焼くと、内部にガスが溜まり、表面が膨れて中空になって盛り上がってしまいます。これを防ぐために、針で穴を開けるというわけです。


 ハードビスケットは保存性を重視して作られているパンだからなのでしょうね。保存食でも形の良いものを食べたいですよね。


 ちなみに、砂糖や油分が多い物の場合は、生地が柔らかいため穴を開けなくてもガスを抜くことができるため穴はあけなくても大丈夫なんですよ。


ちょっと雑談

おやつは「ビスコ

 日本で有名なビスケットであるビスコ。私も好きでよく食べますがビスコの名前の由来には、酵母菌が関係しているそうです。


 「栄養があるお菓子」と分かる商品名を考え「酵母ビスケット」⇨「コービス」⇨「ビスコ」と名付けたそうです。1933年に1箱10銭で販売開始したそうですから凄い歴史ですね。ちなみに、現在のビスコは「酵母」ではなく「乳酸菌」を使っています。


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今日の最後に

 ビスケットに穴が開けられている理由は、焼いたときに表面の盛り上がりを防ぐために針で穴を開けます。


 2月28日は「ビスケットの日」です。1980年(昭和55年)に、社団法人全国ビスケット協会が2月28日を「ビスケットの日」と制定しました。1855年水戸藩士の医者・柴田方庵が、オランダ人にビスケットの作り方を教わりに行き、1855年2月28日に、その秘密の作り方を手紙にし水戸藩に送ったことに由来するそうです。


おやつにビスケットを召し上がってみてはいかがでしょうか。
私はビスコを買いに行きます!
最後までお読みいただきありがとうございました。


地震が多いので検討中のビスコ

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