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塩辛い干物も安心、干物の塩抜き方法はとっても簡単です!

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イメージ 塩




こんにちは
普段の食生活で干物は塩分が多いと感じませんか。例えば、お土産でいただいた干物などは、ときどき「これ、しょっぱい!」ってことがありますよね。
この塩辛い干物、捨てるのは勿体ないのでどうにかしたいですよね。そこで今日は『しょっぱい(塩辛い)干物』についてのお話をしたいと思います。



しょっぱい干物


お土産の干物

干物は干した魚のことで乾燥していますよね。しかし、干物も『塩抜き』ができます。
塩抜きできるということは、水に浸けてもいいということです。

塩抜きをする前に注意点
干物に上昇した栄養価は、塩抜き(水に浸ける)をすることで少し落ちてしまいます。この点は注意してください。

塩抜きをする方法は、浸透圧を利用します。梅干しなどに使う方法と同じです。


浸透圧(しんとうあつ、英語:osmotic pressure)は物理化学の用語である。 半透膜を挟んで液面の高さが同じ、溶媒のみの純溶媒と溶液がある時、純溶媒から溶液へ溶媒が浸透するが、溶液側に圧を加えると浸透が阻止される。 この圧を溶液の浸透圧という(岩波理化学辞典・同生物学辞典等)。浸透圧は希薄溶液中において、物質の種類に依存しない法則が成立するという束一的性質の一種である。
出典:Wikipedia 浸透圧


やり方

干物の塩加減にもよりますが、濃度1~1.5%くらいの塩水(水3カップ600㎖、塩小さじ1と1/2杯)を用意します。
この塩水の中に、4~5時間程度、浸けておけばOKです。

あとはキッチンペーパーなどで水分を拭きとって料理に使ってください。
旨味を逃がさずにゆっくりと塩分を抜くには、濃すぎず薄すぎずの濃度で時間をかけることが大切です。
塩抜きができたら焼くときに、日本酒を少しかけてから焼くと、ふっくらジューシーに仕上がります。

シシャモ

一夜干しやシシャモの塩抜きなら、水道水を使って構いません。
水の中に15~30分くらい浸けてください。あとは水分を拭きとってから焼いて召し上がってください。

みりんと日本酒

この他にも、みりんと酒を使うやり方があります。 水にみりんと酒を加えて塩抜きすると、旨味が逃げません。 水2.5カップ(500㎖)、みりん大さじ1杯(15㎖)、酒大さじ2杯(30㎖)を混ぜ合わせたものを密封袋(ビニール袋可)で浸して、塩気や料理法に合わせて2~3時間~1日程度置きます。時間はかかりますが美味しくなるのでお勧めです。

鍋の具材

鍋物に使うのも有効な手段ですよ。サッとぬるま湯で洗ってそのまま鍋に入れてください。え~、って思われるかもしれませんが結構イケます。


ちょっと雑談

干物のパサパサ


フライパンでシシャモを焼く

干物のパサつきは、水分量と焼き時間にあります。干し時間が長いと水分が抜けてパサつきます。でも焼き方を変えるだけでふっくら仕上がるんです。まず、グリルで焼いている方は、フライパンに代えてみてください。ではやり方を説明します。

干物の焼き方(中型)
  1. フライパンを温めて、フライパン用のシートをひく。

  2. 皮目を下にして干物(冷凍ものは除く)をのせて中火で6~7分焼く。

  3. 火加減を見ながら、皮に焦げ目がついて身の色が変わってきたら裏返す。

  4. 3~4分くらいで身にも焼き色がつきます。完成です。


補足

  • フライパンの蓋がある場合は蓋をしてください。(アルミホイルでも代用可能)
    このとき少し水を入れるとよりふっくら仕上がります。余分な水分は最後に蓋をとって飛ばしてください。

  • 上記3の裏返すタイミングは、身の厚みがある部分が白くふっくらしてきたときです。また、目玉が白くなってきたときも裏返す合図です。焼きすぎると硬くなるので注意してください。

  • みりん干しの場合、すぐに焦げてしまうので火加減は弱火で焼いてください。


今日の最後に

塩分が強そうな感じがしたら塩抜きをしましょう。塩水に浸けておくだけなので簡単にできます。どうしても時間がとれない場合は、15~30分だけで構わないので真水に浸けてください。これだけでも塩分は減らせます。

なお、塩分は食べるときに、いくらでも足すことは可能です。
塩分を気にされている方は焼く前に是非、塩抜きをしてみてください。
お子様の離乳食にも有効ですよ!
最後までお読みいただきありがとうございました。


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雨上がりに咲くの芝桜2020年2月13日の空