氷砂糖は普通の砂糖とは違うの? シロップに使う理由も教えて!
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こんにちは
青梅の季節も終盤ですね。ところで、梅シロップなどに使われる氷砂糖ですが、普通の砂糖との違いって何でしょうか。そこで今日は『氷砂糖』についてお話をしたいと思います。
氷砂糖
はじめに、普通の砂糖との違いからです。
砂糖の主成分はショ糖と呼ばれるものです。氷砂糖はショ糖の純度が高く、氷砂糖はショ糖の結晶そのものです。一方、普通の砂糖は、手で触ったときにしっとりした感じがあると思いますが、これは、小さなショ糖の結晶の表面に転化糖液と呼ばれるものを振り掛けているからです。簡単に言うと不純物があると言うことです。
二つの違いは、ショ糖の純度の違いになります。ちなみに、氷砂糖とグラニュー糖は純度の高い砂糖になります。
どうして氷砂糖を使うの?
氷砂糖は純度の高い砂糖です。見た目通り、結晶が大きいので溶けにくいからです。じっくり溶ける と言うことになります。
果実を漬ける上でゆっくりと溶けることは浸透圧の関係上すごく重要なことになります。
例えば、梅を普通の砂糖で漬けると、砂糖がすぐに溶けてしまい 一気に梅の実から水分が抜けて、梅の実の表面にシワがよってしまします。これを氷砂糖に替えると、普通の砂糖に比べて溶けにくいので、容器の中に溶けていく砂糖の濃度少しずつを上げることができます。これにより、ゆっくり梅の中の水分を外に出すことができるので、梅にシワがよらずに漬けることができます。また、少しずつゆっくり漬けることで梅の実とシロップの味が均一になります。
氷砂糖を使う理由は、ゆっくり漬けたいからと言えます。ちなみに、普通の砂糖を使うと最初から外側の浸透圧が高くなるため、梅の実の内部に染みこむことができません。表面だけ漬かった状態になってしまいます。
梅シロップをつくろう!
用意するもの
青梅 1kg
氷砂糖 1kg
4リットルビン 1個
下準備
ビンを消毒し、しっかり乾かす。
青梅をきれいに洗います。
たっぷりの水(2リットル以上)に1時間浸けてアク抜きをします。
アク抜きが終わったら、きれいなタオルで水気を拭き取ります。
竹串を使ってヘタを一つ一つ丁寧に取り除きます。
ビニール袋に青梅を入れて冷凍庫で一晩寝かせましょう。
作り方
半分の青梅をビンに入れます。
氷砂糖を上から降りかけるような感じで半分入れます。
残りの青梅を入れます。
残りの氷砂糖を入れます。
蓋をし冷暗所で1週間から10日保存します。
10日目くらいで、シロップから梅の実を取り除きます。
シロップを目の細かい布でこして、弱火で15分くらい加熱します。
シロップが冷めたら完成です。
賞味期限は、冷蔵保存で1年になります。
1年間の保存が可能ですが、早めに使っていただくことをお勧めします。
今日の最後に
氷砂糖を使う理由は浸透圧が大きく関係しています。ゆっくり溶けることで全てが均一になります。青梅が出回るのも終盤です。氷砂糖を使って梅シロップを作ってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。