ホワイトデー! マカロンはどこの国のお菓子?
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こんにちは
もうすぐホワイトデーですね。ホワイトデーのお返しに「マカロン」を贈る方も多いと思います。マシュマロやキャンディー、クッキーなどもありますが、カラフルな見た目から定番のひとつになっていますね。
ところで、マカロンってどこの国のお菓子なのでしょうか。アメリカ?ヨーロッパ?
そこで今日は『マカロン』についてお話をしたいと思います。
マカロン
マカロン(Macarons)は、アーモンドパウダー、砂糖、卵白を混ぜた生地を丸く焼いた半球形の焼き菓子です。一般的には、生地をガナッシュで挟んだものがポピュラーで、「マカロン・パリジャン」と呼んでいます。その他にも、表面がヒビ割れたクッキーのよう状態の「マカロン・ド・ナンシー」などのマカロンも存在します。
マカロンは、フランス発祥のお菓子だと思われがちですが、実はイタリア発祥のお菓子なんですよ。正確なマカロンの起源ははっきりしていませんが、8世紀頃にイタリア・ヴェネチアでつくられた「マカローネ」というお菓子が原型だという説が有力です。
その後16世紀にイタリアからフランス国王アンリ2世に嫁いだカトリーヌ・ド・メディシスにより持ち込まれ、フランスにも広められました。フランスでは主に、戒律の厳しい修道院で、肉食は禁じられていたために、タンパク質が豊富で栄養価の高いアーモンドと卵白を使ってつくられることから発展しました。ちなみに、フランス全土で約250種類ものマカロンのレシピがあるそうです。
日本へマカロンが伝わったのは江戸末期~明治期にかけてのことです。クッキーのよう状態の「マカロン・ド・ナンシー」というマカロンが日本に持ち込まれて、食べるようになりました。
当時はアーモンドパウダーが手に入りにくいから、落花生の粉を使っていたそうです。これが日本風に進化して仙台発祥の和菓子「まころん」が誕生しました。ちなみに、現在のようなマカロンを味わうことができたのは、1970年頃にホテル西洋銀座で提供されてからのことです。
ユニークな名前
マカロンという名前は、イタリア語の練った生地を切って作る食べ物を意味する「マッケローニ」語源になっています。イタリアのヴェネツィア地方の方言で「繊細な生地」という意味があるそうです。
マカロンがフランスに伝わった当時は、「マカロン」も「マカロニ」も全て「マカローネ」と呼ばれていたようです。17世紀に入ってようやく、お菓子は「マカロン」、パスタ生地は「マカロニ」と呼ばれるようになりました。
手作りマカロン
マカロンはご自宅でも作ることができますよ。
用意するもの(10個分)
卵白(卵1個分) 35g
アーモンドプードル 35g
粉糖 35g
グラニュー糖 35g
作り方
はじめに粉類をふるっておきます。
卵白を泡だてメレンゲにします。(最初は高速で30秒泡立てる)
そこへグラニュー糖を半分加えて混ぜて、高速で30秒泡立てます。
粉類を2回に分けて加え混ぜます。
粉類を混ぜたら、マカロナージュをします。(泡を潰して、生地の硬さ調整する作業)
丸い口金の絞り袋に生地をいれます。
クッキングシートを敷いた天板に、直径3cm程の丸型になるよう生地を絞ります。
絞り出したら、マカロンの表面が乾くまで、30~60分ほど置きます。
オーブンを150℃に予熱します。
オーブンに入れる前に、マカロンの表面を指で軽く触り、左右に動かしてくっつかないか確認します。
150℃のオーブンで13分程焼き上げます。
膨らんで周りにピエ(ピエ=焼いたときに下の部分が広がってできる足みたいにみえるもの)が出てくるまで焼きます。
オーブンから取り出して粗熱をとり生地の完成です。
※マカロナージュ=生地をボールにこすりつけるようにして空気を抜きながら混ぜる作業。大きな気泡を抜いて、細かい気泡だけを残します。
やり方
ゴムベラで生地をボウルの側面に押し付けるようにして混ぜ泡を潰します。
2回くらい混ぜ、一度生地を落としてみて状態を確認します。
生地にツヤが出て、すくって落とすと逆三角形の形になってゆっくりと生地が落ちるくらいの硬さにします。(落ちてからも模様が15~20秒くらい消えずに残っていればOK)
マカロナージュ完了です。
マカロナージュをやり過ぎると焼いても膨らまないので注意!反対に足りないと、つるっとした表面になりません。
ガナッシュを作る
用意するもの
ホワイトチョコレート 80g
生クリーム 50ml
作り方
ホワイトチョコレートはこまかく刻んでボウルに入れます。
耐熱容器に生クリームを入れ、ラップをかけて電子レンジ(600W)で30秒加熱します。
ホワイトチョコレートのボウルに加え、ホワイトチョコレートが溶けるまで混ぜます。
溶けたら室温に置いて冷まして完成です。
マカロンに、ガナッシュを絞り出し袋に入れて絞り(スプーンなどでのせてもOK)、2枚1組ではさめば手作りマカロンの完成です。ジャムやチョコレートクリームをはさんでも美味しいですよ。一週間以内に食べ切ってくださいね。
今日の最後に
マカロンは、イタリア発祥の焼き菓子です。イタリアからフランスへと渡り、フランスで花開いたマカロンは世界中で愛されるお菓子になりました。
今ではホワイトデーのお返しとしても注目されていますが、普段のおやつにも最適です。手作りマカロンを作ってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。