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「プラム」と「プルーン」、どうして呼び方が違うの?

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プルーン




こんにちは
ある記事にプルーンのことが書かれていました。でも、その記事の呼び名が違うんですよね…。 「プルーンには違う名前があるの?」と読み進めましたが、どうやらそれは間違いだったようです。

それはさておき、プルーンって「プラム」とも呼びますよね。一般的にはプラムだと思いますが、そうなると「プルーンってなに?」って思いませんか。
そこで今日は『プラムとプルーン』についてお話をしたいと思います。


プラムとプルーン




プラムとプルーン

 皆様もご存知の通り、プラムとプルーンは日本名スモモですが大きく分けると、日本スモモと西洋スモモ(プルーン)に分かれます。普段プルーンと呼んでいるものは、西洋スモモになります。そして、プラムとはこれらの総称になります。


 総称なのに呼び方が違うと思われるかもしれませんが、これは「プラム=英語」で、「プルーン=フランス語」と言う違いなんです。



用途の違い

 主な用途も異なり、「日本スモモ」は主に生食用に使われ、「プルーン(西洋スモモ)」は生食用以外にドライフルーツや、ジャムにしたりと加工品に使われることが多くなります。



特例

 また、生のスモモを「プラム」、乾燥したものを「プルーン」と呼ぶこともあります。


 スモモには300種以上もの種類があるといわれていますが、種が付いたまま乾燥させ発酵はさせず生っぽさを残す、高品質のドライフルーツを「プルーン」と呼ぶ場合もあるそうです。このようなドライフルーツ専用の品種を特定して「プルーン」と呼ぶ場合があり、数種類の品種に使われています。(特に「プルーンプラム」又は「ドメチカスモモ」)



 少し複雑になってきたので簡単にまとめると、

  • 「プラム」は英語読み、主に生のもの

  • 「プルーン」はフランス語読み、主にドライフルーツ(加工食品)

このような違いになります。どちらもスモモの一種であることに間違いはありません。



今日の最後に

 プラムと言えば6~9月くらいが旬になります。栄養も豊富で、カロチンやビタミン類、ミネラル類、食物繊維(ペクチン)、ポリフェノールなどが含まれています。疲暑い季節に嬉しい労回復効果や、女性に嬉しい整腸作用があるので便秘予防の効果があります。旬の果物なので召し上がってみてはいかがでしょうか。


 なお、皮に付着している白い粉は「ブルーム」と呼ばれるものです。「ブルーム」はプラムに含まれている糖分で、このブルームが表面に現れているプラムほど新鮮で美味しいものです。皮には栄養が多く含まれていますので、まるごと食べていただくことをお勧め致します。
最後までお読みいただきありがとうございました。



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