夏の水分補給はスイカ! ところで、スイカに縞模様があるのはどうして?
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こんにちは
7月も折り返し夏らしくなってきましたね。夏といえばスイカです。みずみずしいスイカはとっても美味しい!
ところで、スイカの模様ですが、どうして縞模様があるのでしょうか。
そこで今日は『スイカの縞模様』についてお話をしたいと思います。
スイカの縞模様
スイカは、熱帯アフリカのサバンナ地帯や砂漠地帯が原産の果実的野菜です。
漢字で書くと西瓜ですが、これは中国よりも西の地域から伝わった瓜であることから「西瓜」と書くようになったとされています。他にも「水瓜」とも書きます。
呼び方は、日本では「スイカ」という呼び方をしますが、これは中国名での「シーグァ」が訛ってスイカになったそうです。
スイカが日本に伝えられたのは平安時代に中国から渡来した説が一般的ですが、天正の時代にポルトガル人がカボチャ(南瓜)と共に長崎に種子を持ち込んだ説などもあります。 しかし、鳥羽僧正(1053~1140年)の「鳥獣戯画」にスイカらしい絵が描かれていたり、僧義堂の「空華集」(1359年)にスイカの詩があることから、平安以前のもっと古い時代に伝わっていた可能性もあるそうです。
スイカの縞模様
スイカの縞模様には諸説ありますが、有力なのは2つです。
スイカの原種は熱帯アフリカの砂漠地帯に自生していた植物といわれています。
もともと、原種のスイカには縞模様はなく、緑色のみの一色で味は苦味が強く、現代のような甘味はなかったそうです。そこで、苦い原種のスイカに改良を加え、甘さだけを残したスイカを作ったそうです。この品種改良の過程でスイカの縞模様が生まれたとされています。
もう一つは、スイカが自ら縞模様を作ったという説です。
先ほどもお伝えしましたがスイカの原産地は熱帯アフリカの砂漠地帯です。植物が成長する過程で水分が欠かすことができません。雨が降らない砂漠地帯より環境の良い場所に種子を分散したほうが、スイカという種を存続させる可能性が増えます。そこで種を運ぶ「動物散布」という方法で子孫を増やそうとしたのです。
動物散布には、鳥や動物に種を食べてもらう必要がありました。果実を目立たせて上空や遠くからでも見つけやすいようにする。そのためにスイカは自ら縞模様をつけたと考えられています。
どちらもはっきりとした答えではないそうですが、最も有力とされているのは動物散布説の方です。
水が少ない砂漠地帯でスイカの豊富な水分は動物には大きな魅力と考えると納得できますよね。
ちなみに、スイカの種は縞模様にそって集中しているそうです。これも動物散布と関係があるのでしょうか…。
スイカの保存
スイカを一度で食べ切るのは難しいですよね。大抵は2~3回に分けて食べることが多いと思います。そこで気になることは、カットしたスイカの日持ちです。どのくらい日持ちするのか紹介します。
採りたてのスイカを丸ごと保存した場合は、常温保存で2週間~1ヶ月保存できます。これをカットしてしまうと、傷みが早くなってしまいます。冷蔵保存したとしても約3日間しか日持ちしません。カットしたらなるべく早く食べることをお勧めします。
スイカの保存期間
丸ごと
常温保存で、2週間~1ヶ月が目安です。
カットしたスイカ
冷蔵保存で、約2~3日が目安となります。しっかりとラップで包み保存してくださいね。
スイカの冷凍保存
スイカは果肉に水分が多いため、冷凍すると解けたときに水分が抜けてしまい食感が悪くなってしまいます。スイカは冷凍には向かない食品なんです。しかし、シャーベットやスムージーなどを作る目的なら冷凍しても問題はありません。
やり方は、種を取り除き、食べやすい大きさにカットした後に、冷凍保存袋に入れて冷凍保存します。
冷凍保存期間は、1~2ヶ月になります。シャーベットやスムージーにとしてお召し上がりください。
スイカが腐ると?
食べない方がいいスイカは次のような状態のものです。 カットしたものは傷みが早いので注意してくださいね。
今日の最後に
スイカの縞模様は2つほど有力な説がありましたが、動物散布説が有効ですね。見つけやすくするために縞模様をつけた。種を残すために、食べてもらうことを前提としたことだったのでしょうね。これって同じ乾燥地帯の魚卵と似てますね。魚卵も水鳥に運ばせた説だったような…。
スイカの旬は、8月くらいまでです。スイカに含まれるアミノ酸の一種のシトルリンには、むくみの解消、疲労回復、動脈硬化の予防効果などが期待できます。90%以上が水分なので真夏の水分補給に、召し上がってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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