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秋の味覚「銀杏」はビタミンが豊富!

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イチョウ




こんにちは
気温も下がりイチョウの葉も少しずつ色づき始めていますね。
ところで、イチョウの木にはオスとメスがあるそうで、オスの木には実(銀杏)が付かないそうです。メスの木にだけ銀杏ができるんですって!
ここで銀杏の話が出ましたので、今日は『銀杏』についてお話をしたいと思います。

銀杏の実




イチョウの話

 イチョウは、中国原産の植物です。その歴史は古くイチョウが初めて地球上に現れたのは約3億年前といわれています。その後、今から1万年前まで続いた氷河期によって、イチョウは絶滅しそうになり、唯一生き残ったのが中国大陸に残っていた1種のみだったそうです。このイチョウは、宋の時代(西暦960~1279年)になり発見され、中国の人々によって数を増やしていったそうです。その背景には、薬用や食用としての価値が高かったとのことです。


 イチョウが日本へ渡来したのは平安時代後半か室町時代といわれています。寺院に多くみられることから、中国から日本へ渡った僧侶が持ち込んだという説が有力になっています。



イチョウの由来

 中国で宋の時代に発見されたイチョウは「白実」や「鴨脚子」と表記されていました。「鴨脚」とは、アヒルの足のことで「ヤーチャオ」、「イチャオ」、「ヤチャウ」、「イーチャオ」などと発音します。


 イチョウの葉は、アヒルの足にある水かきに似ており、先ほどの「ヤーチャオ」「イーチャオ」が転訛して「イチョウ」になったとのことで、これが由来といわれています。


 また、漢字表記の「銀杏」は、実の形が「杏(あんず)」に似ていて殻が銀白であることから「銀杏」と書きます。また、この漢字を銀杏と書いて「ギンナン」と読みますが、中国で「貢ぎ物」として献上して時代に、名称を「ギンナン」に改めたそうです。


 現在でも銀杏は、「イチョウ」と「ギンナン」の2通り読み方を持っています。分け方は、木や葉の部分は「イチョウ」で、実の部分は「銀杏」と分けるのが一般的です。


 古くから存在するものなら、銀杏(ギンナン)の栄養が気になるところですよね。どのような栄養があるのか見ていきましょう。



銀杏の栄養


銀杏の栄養


 世界中で銀杏を食べるのは、日本、中国、朝鮮半島だけといわれています。しかし、薬としても使われていたことからも分かるように銀杏の栄養価は高いといえます。


 主な栄養価は、脂質、糖質、たんぱく質、ビタミンA・B群、ビタミンC、鉄分、カリウムなど多くの成分を豊富に含んでいます。目立つのはビタミンC、そして糖質が多いことです。


 銀杏のビタミンCの含有量は、種実類のなかではトップクラスなんです。ビタミンCは、抗酸化作用があるとともに免疫力を強くする働きがあります。これからの季節は風邪の予防に役立つ栄養素です。また、糖質が豊富なので即効性のあるスタミナ食になります。このように栄養価が高いことから中国では古くから薬用として利用されていました。ただし糖質が多いので食べ過ぎには注意が必要ですよ。



注意といえばもう一つ!

 銀杏には、ビタミンB6の吸収を妨げる「メチルビリドキシン」という物質が含まれています。大人は、肝臓に解毒する酵素があるため、大量に食べない限り中毒症状は起こりにくいのですが、子供は5~6粒摂取しただけで中毒を起こす場合があるので注意しましょう。大人でも10~15粒までが適量と考えてください。



今日の最後に

 イチョウは、中国原産の植物で世界中に1種類しかないめずらしい木です。果実である銀杏の方は、栄養価が高く薬としても使われていました。ただ残念ことに、日本では薬事法上の理由から、一部の健康食品でしか利用はされていません。


 銀杏はの収穫期は9~11月くらいです。銀杏にはビタミンCやビタミンB群、ビタミンEばどお肌に良い成分がたくさん含まれています。また、パントテン酸ナイアシンなどといった疲労回復効果に役立つ成分も豊富です。さらに、高血圧や動脈硬化などといった症状を改善し、予防することができます。美容と健康のためにも1日10粒程度を目安に食べてみてはいかがでしょうか。冷凍して保存すれば1ヶ月くらいは保存できますよ!
最後までお読みいただきありがとうございました。



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