シルシ

食に関係した情報をお届け致します。

【七味唐辛子】開封後の賞味期限はいつまで?

スポンサーリンク



スポンサードリンク



スパイス




こんにちは
ところで、ご家庭に七味唐辛子はあるでしょうか。よく使う方ならともかく使わない方は始めに少し使ったままってことが多いと思います。
ではこの使いかけの七味唐辛子には賞味期限があるのでしょうか。
そこで今日は『開封後の七味唐辛子の賞味期限』についてお話をしたいと思います。

七味唐辛子




七味唐辛子にも賞味期限は存在する

はじめに、未開封の七味唐辛子の賞味期限は開封前で約3年です。

開封後の美味しく食べることができる期限は、
数ヶ月~1年程度となります。

「唐辛子が入っているのに1年しか持たないの…」と、お思いでしょうが、それには理由があります。

  • 風味が飛んでしまう
  • 虫がわく
  • カビが生える

このような理由で数ヶ月~1年程度としています。
一つ目の風味ですが、風味が飛んだくらいなら食べることは可能です。しかし、風味がないので美味しさを感じないので薬味として適さないのが理由です。




七味唐辛子に虫やカビって何のこと?

辛くて殺菌作用もある唐辛子ですが、これを好んで食べる虫やカビが存在するんです。
特に常温保存でしっかりと密閉できない容器に入ったものは数ヶ月で虫やカビが発生することがあります。

その虫の名前は、ノシメマダラメイガやタバコシバンムシ、そしてダニです。

ノシメマダラメイガ

ノシメマダラメイガは香辛料や玄米、粉類を好む虫で、密閉してあっても袋を破って侵入してくる厄介な虫なんです。このノシメマダラメイガの好物は黒ごま、陳皮、麻の実、けしの実などでいずれも七味唐辛子に含まれているので注意しなければなりません。

タバコシバンムシ

タバコシバンムシは、2~3㎜でカブトムシの雌と同じような長楕円形をしています。濃い飴色から淡いチョコレート色程度の赤褐色で、背面には黄色の微毛がびっしり生えているのが特徴です。このタバコシバンムシは香辛料やお米、小麦粉など乾物類を好み、ビニール袋でさえも破って侵入してきます。

ダニ

ダニは主にコナダニです。小麦粉や片栗粉、ホットケーキミックスなどに発生する虫です。誤って食べてしまうとアレルギーの症状が出る可能性があります。体が白く、0体長が.5㎜程しかないので見つけるのは困難ですが寄せ付けないようにしてください。


虫やカビから七味唐辛子を守る方法は?

最善策は、早めに食べ切ることです。

でもそんなの無理ですよね。七味唐辛子が好きな方ならともかく、七味唐辛子は毎日は使いませんよね。
しかし、この虫やカビですが低温が苦手という事実があります。そこで保存場所には冷蔵庫がむいていると言えます。ただし開閉による温度差には注意すべきですね。なぜかというと、結露による水分でカビが生えてしまうからです。この点だけ注意して保存すれば半年は日持ちします。開封後、1ヶ月以上保存する場合は冷蔵庫で保存してください。


1年を過ぎたら食べることができないの?

開封後の賞味期限を1年とした場合、虫やカビが発生していなかったら食べられるのか。味を気にしなければ食べることは可能です。その一番の証拠はメーカー表示に賞味期限と書いてあるからです。賞味期限は味が保証されている期限にあたるので消費期限とは異なります。なので食べてもいいということになります。
(注意)賞味期限が過ぎているものを食べるときは、自己責任でお願いいたします。

実際に開封後1年弱のものを私は食べたことがあります。体に異常はありませんでしたが、味というか風味が落ちていました。美味しいとは思いませんでしたので私はお勧めしません。


ちょっと雑談

七味唐辛子はいつから販売されていたの?

七味唐辛子は、江戸時代の1625年(寛永2年)に、初代からしや徳右衛門が、漢方薬を基に生薬を組み合わせて七味唐辛子を売り出したのが始まりです。売り出した場所は薬研堀というところで、薬研堀は現在の東京は両国橋のあたりになります。 周囲は医者や薬問屋が集まっていた場所です。
当時は薬として売り出されましたが、漢方薬を食に利用できないかということから、江戸庶民のポピュラーな食べ物であった蕎麦に非常に合ったので、薬の効能もある薬味として人気が高まりました。このことがすぐに江戸中に広まり、やがて日本各地で使われるようになりました。
当時の七味唐辛子に使われていた中身はこの七種類が使われていました。

  • 生の赤唐辛子

  • 煎った赤唐辛子

  • 粉山椒(こなさんしょう)

  • 芥子の実(ケシ⇨アンパンの上の白い粒)

  • 麻の実(アサ⇨実には麻薬成分は無い)

  • 陳皮(ちんぴ⇨ミカンの皮)

  • 胡麻


今日の最後に

七味唐辛子の賞味期限は、数ヶ月~1年程。保存は冷蔵庫が最適です。
七味唐辛子は辛さもですが、香りを楽しむものだと私は思います。虫やカビが発生しない限り1年くらいは日持ちしますが、早めに使うことをお勧めします。あまり出番が少ない場合は、冷凍するのも香りを逃さないようにする一つの方法ですよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
 

www.raruka.net






2020年2月6日 シバザクラ 2020年2月6日 枯れた紫陽花




スポンサードリンク