米糠を使わないタケノコのアク抜き方法
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こんにちは
タケノコが美味しい季節になります。ところで、タケノコのアク抜きはどうしてますか。米糠を用意したり手間がかかりますよね。
そこで今日は『米糠を使わないタケノコのアク抜き』についてのお話をしたいと思います。
米糠を使わないタケノコのアク抜き
はじめにタケノコのアクをとる理由を説明します。
タケノコのアク抜きはえぐみ成分の「シュウ酸」と「ホモゲンチジン酸」を取り除くことにあります。どちらも酸性の成分で水に溶けやすい性質があります。なので、あく抜きはアルカリ性で中和させる作用と、水に溶かす作用の二つを利用して行います。
一般的にアクを抜き取る作業は米糠を使い、一晩くらいかけて行います。ですが今回は、もう少し時間短縮して行う方法を3通り説明します。
1,大根おろしでアク抜き
用意するもの
タケノコ400g(大1本)
大根1/2
塩
深型鍋
水
やり方
大根をおろす。またはフードプロセッサーにかける。
汁をしぼる。おろした大根は、大根おろしとして食べてください。
タケノコは穂先の1/5を斜めに切り落とす。
縦方向に軽く包丁を入れ皮をむく。
皮をむいたタケノコをカットする。トップはくし切り、根はいちょう切り。
大根おろしの汁を2倍に水で薄め、塩小さじ1弱加えた混ぜる。
5で、カットしたタケノコを入れて40~60分くらい浸ける。
そのまま沸騰させて5分茹でる。
冷水で洗い、水を切る。
アク抜きと下ごしらえの完了です。
すぐに調理しない時は、保存容器に水を張り冷蔵庫で保存してください。毎日水を交換すると、約5~7日保存可能です。
2,重曹でアク抜き
用意するもの
タケノコ400g(大1本)
食品用の重曹(水1リットルに対し3g)
深型鍋
水
やり方
タケノコは穂先の1/5を斜めに切り落とす。
縦方向に軽く包丁を入れ皮をむく。
半分に切ります。(大きい物は適当に1/4くらいにする)
タケノコがかぶる量の水を入れる。
重曹を入れる。(水1リットルに対し3g)
火にかけて沸騰したら弱火にする。弱火にしたら40~50分茹でる。
竹串がスッと通れば完成です。
タケノコの大きさで煮る時間は変わります。小さめのカットなら30~40分程で煮上がります。後は、水を捨てて白い泡を洗い流してから使ってください。
3,お米のとぎ汁でアク抜き
用意するもの
タケノコ400g(大1本)
お米のとぎ汁(タケノコがかぶる程度)
深型鍋
水
鷹の爪2本(なくてもいい)
やり方
タケノコは穂先の1/5を斜めに切り落とす。
縦方向に軽く包丁を入れ皮をむく。
半分に切ります。(大きい物は適当に1/4くらいにする)
タケノコがかぶる量のとぎ汁と鷹の爪を入れる。
火にかけて沸騰したら弱火にする。弱火にしたら40~50分茹でる。
竹串がスッと通れば完成です。
鷹の爪を入れる理由は、えぐみを抑えることと、防腐作用や殺菌効果があるからです。鷹の爪がない場合は毎日、新しい水に取り換えることで日持ちします。
アク抜きをしたタケノコの保存
冷蔵保存する場合は、密閉できる容器に入れて水を張り保存してください。5~7日程保存できます。この間、水は毎日取り換えてください。
冷凍保存する場合は、水を切り大きな塊のままフリザーバッグに入れて冷凍してください。約1ヶ月程保存できます。カットすると食感がなくなりってしまうので注意してください。
なお、市販されている水煮タケノコも同じやり方で保存できます。余ってしまった場合にお試しください。
今日の最後に
今回は「時間をかけない」「米糠を使わない」ということでタケノコのアク抜きをご紹介しました。 一般的には米糠を使い一晩(8~10時間))かけて行いますが、一晩も時間をとれない方にはおすすめです。これからがタケノコの旬です。簡単アク抜きで美味しいタケノコを是非お召し上がりください。
最後までお読みいただきありがとうございました。