コンニャクは長期保存が可能! その理由とは
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こんにちは、低カロリーで食物繊維が豊富な食材コンニャク。このコンニャクの賞味期限が長いことご存知でしょうか。そこで今日は『コンニャクの賞味期限』についてお話したいと思います。
コンニャクの賞味期限
コンニャクの賞味期限は、未開封の状態で60~90日です。
3ヶ月は意外ですよね。しかもこれは賞味期限なので、消費期限期限とは異なるんです。消費期限はならこれ以上で、保存状態さえよければ1年以上保存できます。でも水分がコンニャクから出てしまい(離水)、食感が損なわれてしまうので食べてもあまり美味しくありません。
ではどうして長く保存できるのでしょうか。
長期保存ができる理由
その秘密は、コンニャクの性質とパックに入っている水にあります。
コンニャクはアルカリ性の食品で、当然のことですがパックの中の液体もアルカリ性なんです。しかも、pH11以上という極めて高いアルカリ性をなんです。アルカリ水は殺菌作用があるため、この水に浸けておくことで長く保存できるということになります。
なので、冷蔵室がいっぱいのときは、未開封に限り冷蔵室へ入れなくても大丈夫です。直射日光の当たらないなるべく涼しい場所で保管できます。
開封後のコンニャク
しかし、1度開封してしまうと日持ちが悪くなります。そこで、できるだけ長く保存するには、パックに入っていたアルカリ水を捨てないことがポイントになります。
開封後に余った場合は、タッパーにこの水を入れます。そして余ったコンニャクを浸けて保存すれば、1~3週間は日持ちします。コンニャクを開封するのときは水を捨てないように注意しましょう。
もしも水を捨ててしまった場合は、水道水を入れて乾燥から守ってください。保存期限は、2日に1回は水をかえて5~6日くらいになります。なお、水道水を使っているので、コンニャク自体のアルカリ水が水に溶けていきます。そのためコンニャクの食感が悪くなってしまいますが、傷んでいるわけではないので安心してくださいね。
コンニャクが傷むと
ちなみに、傷んだコンニャクは次のような状態になります。
酷い悪臭
ヌメリがでる
ドロっとしている(弾力がなくなる)
形が崩れている
浸している水に膜が張っている
このような状態のものは絶対に食べないようにしてください。腐っている証拠です。
もしも、開封前のコンニャクでも、袋が膨張していれば腐っている可能性が高いので、袋を開けて上記の状態がないか確認しましょう。
下処理
高濃度の液体によって日持ちすることはわかりましたが、食べる場合には下処理をしなければなりません。その方法を紹介します。
下処理方法
コンニャクを水で洗い、食べやすい大きさにする
ボウルなどにコンニャクを入れ、塩をまぶしよく揉む
水分が出たら水で洗い流す
鍋にコンニャクを入れ、かぶるくらいの水を入れて火にかける
沸騰したら中火にして、4~5分程茹でる
ザルにあげて流水でしっかりとアクと臭みを洗う
完成です
この他にレンジを使っても下処理ができます。レンジを使う場合は、鍋の代わりに耐熱皿を使います。
耐熱皿にコンニャクを入れ、かぶるくらいまで水を張ります
ラップをして100gあたり500Wで2分を目安に加熱します
ザルにあげて水洗いして完成です
レンジだけでもエグミが消えて美味しくいただくことがポイントです。
今日の最後
コンニャクの期限
コンニャクは高濃度のアルカリ水で守られています。保存する場合は、入っていた水を捨てないことがポイントです。強い外装のものなら腐らないと言われています。ただ90日もすれば、確認に味が落ちてしまうのでお勧めはしません。
コンニャクは食物繊維とカルシウムの塊です。便秘解消やダイエットにコンニャクを食べてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでくださりありがとうございました。