冬を彩る南天の実は薬だった!
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こんにちは
赤い実が鮮やかな南天ですがこんなことを聞いたことはありませんか。
「南天の実は薬になる」
薬って…、どうやったら薬になるの?
…というわけで、今日は南天のお話をしたいと思います。
南天の実は薬
南天の実がですが、よくいわれる効果は「咳止め」です。
咳を鎮める作用があるドメスチンというアルカロイドに咳を止める作用があるからです。
古い文献にも「南天の実を乾燥させたものを砂糖と混ぜて煎じて飲めば咳に効果がある」と書かれていて古くから薬として使われていました。
ドメスチンは咳止めの効果がある反面、多量に摂取すると知覚や運動神経の麻痺を引き起こす恐れがあるという欠点もあります。薬にもなれば毒にもなるということですね。
また、「目を明らかにする」とされ色々な目病などによる視力障害にも南天は利用されています。
では本題の咳止めとして使う方法を紹介したいと思います。
咳止めに使う方法
天日干しにして乾燥させる
乾燥させた南天の実5~10gを水500㏄で煎じる
水分が半分になるまで煮詰めて完成です
1日3回に分けて飲みます
蜂蜜や水飴などを入れると飲みやすくなります。
お子様の場合は南天の実を3~5gにしてください。。効き目が強いので量は少な目です。多量の摂取は注意してください。
余談
「お赤飯に葉っぱが入っている」
実はコレ、南天の葉っぱなんですよ。
南天の葉っぱには「ナンニジン」という成分が含まれていて腐敗を抑制する効果があります。
また、南天の木には厄除けや魔除けになるといったいわれがあり、お赤飯にも添えられています。
もう一つ、庭先に植えられている理由にも、厄除けや魔除けとしての意味があります。
最後に、南天の実には様々な効果があります。どこかの庭先で南天を見かけたら薬の効果や魔除けとして植えられていると思って観賞してみてください。南天の見方が変わるかもしれませんね。
それでは、気温が下がっています。風邪に注意してください。
読んでいただいてありがとうございました。