ガムに賞味期限の表示がない理由! いつまで食べていいの?
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こんにちは
ガムを食べるときに賞味期限を見たことはありますか。一部のガムをのぞき、ガムには賞味期限が表示されていません。これにはどのような意味があるのでしょうか。そこで今日は『ガムの期限』についてのお話をしたいと思います。
ガムの期限
ガムに賞味期限が表示されていない理由は、ガムの原料にあります。
ガムには「ガムベース」のほかに、香料や糖類が主な原料となっています。これらの原料は、腐りにくいという特徴を持っています。そして、ガムは水分量も非常に少ない食品で、密封性の高いパッケージで包装されているため劣化にも強い食品です。このようなことから、ガムは腐りにくく劣化(化学反応が起きにくい)しにくい食品なので、賞味期限の表示がありません。
ガムも傷んだり劣化する
傷みにくい食品ですが、開封したり高温多湿の場所で保管すると傷みます。
直射日光の当たる場所や湿気の場所で保管していると、ガムの品質は劣化し、味や食感も異なってくることがあります。よくあるのは、パリパリになった状態で、ガムの劣化です。パリパリになった状態なら、カビがない限り食べることができます。反対に、湿気の影響でカビが発生してしまうと食べることができなくなります。ガムの保存で注意しなければいけないのが劣化よりもカビです。食べてしまうこともあるので保管には十分に注意してください。
劣化しにくいならどのくらい日持ちするの?
未開封で保存状態がよければ、「期限は5~10年」ほど保存可能です。特殊な種類の、トクホの表示があるものは、1年半程度になります。
トクホガムの賞味期限が短い理由は、特定保健用食品は、『許可を受けた健康機能を担保する目的』により、賞味期限の表示が義務付けられているからです。
ですが、これは賞味期限の話なので味の目安ということで、消費期限とは異なります。実際には劣化やカビの影響を受けていなければ、もっと日持ちします。とは言え、自己責任になってしまいますが。
開封後の期限は?
開封後のガムは、空気中の水分などがガムの容器内に入ってくるので、賞味期限は大幅に短くなってしまいます。保存場所の「湿度」と「温度」によって大きくちがいが出てきますが、目安となるのは次の通りです。
夏場、1~1.5ヶ月(湿度70%・温度30℃)
冬場、1.5~2.5ヶ月(湿度55%・温度10℃)
期限が切れたものは劣化して味も落ちてしまうので、なるべく早く食べるようにしてくださいね。
ちょっと雑談
1日の摂取量
ガムの摂取量をあまり気にするかたはいませんが、目安となるものはあります。例えば、キシリトールガムは食べ過ぎると、お腹がゆるくなってしまうので目安があります。その原因となるキシリトールは、糖アルコールという種類の甘味料で、大腸へ到達するまでに消化、吸収されにくく、移動しながら多くの水分を自身に引きつけていくという特徴があります。そして、大腸で分解される際、もっていた水分を解放するためお腹がゆるくなってしまいます。そうならない為にも1日の摂取量を気にしてみてください。
キシリトールガムの目安
粒タイプ 1日12粒~14粒まで
板状 1日1本まで
今日の最後に
ガムに賞味期限の表示がない理由は、「ガム自体に含まれている水分量も少なく、品質の変化や劣化が極めて少ない商品」だからです。期限は5~10年程度になります。このように長期保管が可能ですが、美味しく食べることができるのは,未開封で製造から2年くらいが目安です。忘れないように、早めに食べてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。