緑黄色野菜の「さやいんげん」には食べるメリットが十分ある
スポンサーリンク
こんにちは
夏野菜にさやいんげんと言う野菜があります。少し地味な存在で、嫌いな方も多いと思います。実は私も好んで食べる方ではありません。
毎回、「さやいんげんを食べるメリットってあるの」と感じてしまいます。
そこで今日は『さやいんげん』についてお話したいと思います。
さやいんげん
はじめは、さやいんげんについてのお話です。
さやいんげんは、いんげん豆を若採りしてサヤごと食べる野菜です。インゲンは南米が原産で、日本に渡ってきたのは江戸時代に隠元禅師がもたらし、インゲンと名付けたそうです。
もともとは、完熟したインゲンの豆だけを食べていたようですが、今では主に若採りしたものをサヤごと食べるので「さやいんげん」と呼ばれています。さやいんげんは「いんげんまめ」や「いんげん」などと表記されることもあり、関西地方では3度収穫できることから「さんどまめ」という別名もあります。
昔のさやいんげんは、固い筋があり茹でてもこの筋が口に残るほどでしたが、今では品種改良が進み、市場の9割が「スジなしインゲン」で、ほとんど筋は取らなくても気になりません。このようにまるごと食べることができるので、さやいんげんは緑黄色野菜に分類される野菜なんです。ちなみに、成長し熟した豆部分のインゲン豆は、豆類になります。
さやいんげんを食べるメリットはあるの?
さやいんげんには、抗酸化作用を持つβカロテンやビタミンCをはじめ、エネルギー代謝を助けるビタミンB群、食物繊維が豊富に含まれています。サヤと豆を一緒に食べることで、栄養をまるごと摂ることができ、疲労回復や夏バテ防止、便秘解消などの効果が得られます。
このことから、さやいんげんを食べるメリットは、緑黄色野菜と豆類の良いところを一回で吸収できる点です。
免疫力を高める効果
活性酸素を消去するβカロテンが豊富なので抗酸化作用がアップします。更にβカロテンは免疫力を高め、風邪やガン予防にも効果が期待できます。
疲労回復の効果
さやいんげんに含まれるアスパラギン酸には、代謝作用によって疲労回復やスタミナ増強が期待できます。糖質、脂質、たんぱく質の代謝に関わるビタミンB群がバランスよく含まれているので、効果は高まります。
新陳代謝を活発にする効果
さやいんげんに含まれるリジンは、必須アミノ酸の一つです。体内で合成できない成分で、タンパク質の吸収を助けて、ブドウ糖の代謝を促し血管を丈夫にする働きがあります。また、肌の新陳代謝を高める働きもあります。
こんな方にお勧め!
今日の最後に
さやいんげんは、緑黄色野菜の分類に入るために免疫力を高める効果などが期待できます。その他の栄養もバランスよく含まれているので、食べるメリットは十分にありそうですね。
さやいんげんは、6月から露地物が出回り旬になります。選び方のポイントは、太さが均一で、細めのものが美味しいです。保存方法は、キッチンペーパーで包んでから袋に入れて、ヘタが上を向くようにして、袋ごとグラスなどに立てて野菜室で保存しましょう。 1週間ほど保存可能です。
疲労回復や免疫力アップにも繋がりますので、毎日少しずつ食べてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。