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バルサミコ酢の「バルサミコ」とは!

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バルサミコ酢




こんにちは
気温が上がるにつれてさっぱりしたものが食べたくなりますね。さっぱりと言えば「お酢」です。
ところで、お酢の種類に「バルサミコ酢」と言うものがありますが、「バルサミコ」とは何を意味することなのでしょうか。
そこで今日は『バルサミコ酢』についてお話したいと思います。


バルサミコ酢とは




バルサミコ酢

 バルサミコ酢とは、ブドウを原料として造られたイタリア特産の果実酢です。北イタリアのエミリアロマーニャ地方のモデナを中心に伝統的な方法で作られている黒いお酢のことです。


 バルサミコ酢の名称は、モデナ地区とレッジョ地区で作られたものだけが「バルサミコ」と呼べることになっています。長期にわたって樽で熟成させたお酢で、熟成期間が20年以上のものもあるそうです。



バルサミコとは

 続いてはバルサミコ酢の「バルサミコ」は何を意味するかについてです。


 バルサミコ はイタリア語で、「芳香がある」「かぐわしい」と言う意味を持つ言葉です。ブドウ由来の芳じゅんな香りを持つお酢であったことから、バルサミコと言う呼び名が付けられました。


バルサミコ酢の製造方法

 バルサミコ酢は、原料のブドウを潰して加工し、木の樽に入れて長期間熟成させます。


 樽熟成も、オーク(ナラ)⇨クリ⇨サクラ⇨トネリコ⇨クワ、の順番で徐々に小さな樽に移し替えられて熟成させるという独特の製法により、複雑な香りが生まれます。この熟成期間によって格付けされ、中でも25年以上熟成されたものは「ストラヴェッキオ」と呼ばれ貴重で高価が付けられています。


 熟成期間によって味が変わる、まるでワインの様に楽しむことができる調味料なんですよ。特にサクラ材の樽で長年熟成をさせたバルサミコには、ポリフェノール成分が大量に含まれているそうです。



バルサミコ酢の使い方

 バルサミコ酢は適度な酸味を持っているお酢なので、オリーブオイルと混ぜてドレッシングとして使うのが最適です。


 また、ややトロミがあるものは、お肉や魚料理に合います。 使い方は、火を通したお肉やお魚に、食べる直前に2~3滴ほど垂らすだけです。フワッと香りが立ち、食が進みます。


 更にバルサミコ酢は、アイスクリームやスムージー、デザートにも合いますよ。



簡単ドレッシングの作り方

材料

  • バルサミコ酢 大さじ1

  • オリーブ油 大さじ1

  • 醤油 大さじ1/2

  • ハチミツ 小さじ1/2


作り方

  1. ボウルに材料を入れ混ぜて完成です



余談
 バルサミコ酢に似たものにワインビネガーがあります。ワインビネガーもお酢ですが、バルサミコ酢との違いは製造方法にあります。
バルサミコ酢は木の樽に入れ長期自然発酵させますが、ワインビネガーは酵母を加えてアルコール発酵させ、更に酢酸菌も加えて熟成期間を短くします。この製造方法がバルサミコ酢とワインビネガーの違いになります。


 ちなみに、ワインビネガーとはフランス語になります。酢を意味する「Vinaigre」は、「Vin(ワイン)と、aigre(酸っぱい)」を組み合わせて「Vin aigre(酸っぱいワイン)」になっています。一方のバルサミコはイタリア語になります。



今日の最後に

 バルサミコはイタリア語で、「芳香がある」「かぐわしい」と言う意味を持つ言葉です。これによりバルサミコ酢とは、ブドウ由来の芳じゅんな香りを持つお酢と言うことになります。


 良質なバルサミコ酢はお値段が…、と言う方に安いバルサミコ酢を高級な味に近づける方法をご紹介します。
バルサミコ酢100mlを小さめの鍋に入れて弱火にかける。
ツヤが出て半量になるまで煮詰め、粗熱が取れたら保存容器に移します。
常温で約1週間ほど日持ちします。


 酸味が抜けて、まろやかな味になります。アイスクリームにかけたり、紅茶に入れても使えますよ。わりと使い勝手がよくなるので是非!
色や味が苦手な方は、白いバルサミコ酢もあるのでそちらをお勧め致します。
最後までお読みいただきありがとうございました。

白いバルサミコ酢




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