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栄養豊富な「もずく」、名前の由来を教えて!

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沖縄




こんにちは
サッパリしたものが食べたい!
そんなときは酢の物ですよね。もずく酢なんていいですね。
ところで、「もずくっていったい何?」って思いませんか。
海藻だと言うことは分かりますが、「もずく」の由来がわかりにくい気がします。そこで今日は『もずく』についてお話したいと思います。


もずく




もずく

 「もずく」とは、イトモズクなどに代表されるモズク科やナガマツモ科に属する海藻の総称です。主に食用とされているものは6種類あるそうです。私たちが主に食べているのが、イトモズクとオキナワモズクの2種類です。国内で消費されているもずくの95%以上が沖縄県産のもずくでオキナワモズクです。そのうち約9割が養殖です。ちなみに、イトモズクとオキナワモズクは全く違う種類の海藻なんです。


 私たちが食べているほとんどが沖縄県のもので、95%とは驚きですね。安心できます。



もずくの語源

 では、気になる「もずく」と言う名前ですが。
「もずく」の名前は、他の海藻にくっついて育つ意味の「藻付く」が由来しています。

 沖縄のもずくは、サンゴ礁や藻の枝葉などに養生し、それ以外の地域のもずくはホンダワラなどの海藻の枝に生えています。もずくと言う名前の由来は藻に付く海藻なので、「もずく」と呼ばれるようになりました。



もずくの栄養

 もう一つ気になるのが栄養ですよね。海藻だからヘルシーなだけなのでは…。


 もずくには、ナトリウムやカルシウムなどのミネラルが豊富なのはもちろん、ヌメリの成分であるフコイダン・アルギン酸という食物繊維が多く含まれています。フコイダンは腸内環境を整えて便通を改善したり、中性脂肪を減らしたりアレルギーを抑えたりする働きがあります。もずくには、他の海藻に比べて約5~8倍ものフコイダンが含まれています。


 見かけによらず栄養が豊富な食材です。もずくを食べると次のような効果が期待できます。

  • 糖尿病・動脈硬化・高血圧など生活習慣病予防の効果

  • 免疫力をアップしてウイルスの体内への侵入を防ぐ効果

  • 腸内環境を整える効果
    ​​

  • 胃の健康を保つ効果

  • 抜け毛予防の効果(育毛剤にも使用されている)

  • 糖尿病・動脈硬化・高血圧など生活習慣病予防の効果

  • 二日酔いを防ぐ効果



 食べるメリットの多さが凄いですね。他の海藻を食べるよりもいいかもしれませんね。しかし食べ過ぎには注意が必要みたいです。


 食物繊維が豊富なもずくは、食べすぎると反対に消化不良を引き起こし、便秘や下痢の原因になることがあります。また、ヨウ素が含まれるため食べ過ぎると甲状腺の障害を引き起こすことがあります。でも普通に食べている分には問題ないので食べ過ぎだけには注意しましょう。


一日の適量

  • 1日に100g程度(市販のもずく酢なら1パック)



もずく酢

もずく酢


 栄養豊富なもずくを簡単に摂ることができる、もずく酢の作り方を紹介します。

もずく酢の作り方

材料 (1人分)

  • もずく 約100g


三杯酢

  • 酢 大さじ1

  • 醤油 大さじ1/2

  • 砂糖 大さじ1/2



作り方

  1. お皿にもずくを盛ります

  2. 三杯酢を混ぜて回しかけてください

  3. お好みで薬味を添えて完成です


三杯酢の代わりに麺つゆでもできます。こちらも混ぜるだけなので簡単できます。


麺つゆでもずく酢

  • 酢 大さじ1

  • 麺つゆ(3倍濃縮) 大さじ1



今日の最後に

 もずくは、モズク科やナガマツモ科に属する海藻の総称で、藻に付く海藻なので「もずく」と呼ばれています。栄養豊富な海藻なので1日に100gを目安に摂ると体にいいことは間違いありません。代表的なもずく酢なら、お酢も摂取できるので相乗効果でメリットが多いですね。もずくの旬は4~6月です。年間を通して店頭に並んでいるが、実はこの時期にしか収穫されないようなので美味しい時期に召し上がってみてください。
最後まで読んでくださりありがとうございました。



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