野菜のささげを「大角豆」と書くのはどうして?
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こんにちは
暑い日が続きますね。暑いので食欲がなくなります。
話は変わりますが、「大角豆」ってご存知でしょうか。
その前に、この漢字が読めない…。「だいかくまめ」かな?
いったい、大角豆とはどんな豆なのでしょうか。
そこで今日は『大角豆』についてお話をしたいと思います。
大角豆とは
「大角豆という豆なんてあったかな?」と思い調べてみたらありました。
漢字で「大角豆」と書いて、「ささげ」と読むそうです。
ささげを、漢字で「大角豆」と書くことを初めて知りました。
ところで、この漢字はどうして大角なのでしょうか。ささげって、インゲンにそっくりな豆ですよね。
大角にはどんな意味があるのでしょうか。
ささげとは、アフリカ原産のマメ科に植物です。日本へは平安時代に中国を経て渡来し、栽培がはじまったそうです。主な生産地は関東以南の暖地で栽培されています。
ささげは、小豆の代わりにお赤飯に使うところもあります。これは茹でても皮が真ん中が割れないので代わりに使います。この、真ん中が割れないことは武士の間で縁起が良いとされ好まれたようです。(真ん中が割れると、「腹切れ」→「切腹」を連想する)
漢字で大角豆と書く理由
大角豆と書く理由については、豆の端が四角っぽい形をしていたことに由来して付けられたそうです。また、大角豆(ささぎ)地区が由来になったという説もあります。
ささげの由来
「ささげ」という名前の由来は諸説あります。
細い牙のような形を「細々牙(さいさいげ)」と呼んでいたものが、「ささげ」に変化した説。
畑で実っている様子が、手に持ったものを捧げるときの姿に似ていたため「捧げる(ささげる)」が変化して「ささげ」となった説。
他にも、「その昔は神様への捧げものだった」、などの説もあります。
「ささげ」と「小豆」の違い
サヤ付きだとインゲンにそっくりで、豆のみだと小豆にそっくりな「ささげ」は、小豆とはどのような違いがあるのでしょうか。
この2つは違う植物の豆なのですが、両者はササゲ属の植物なので、親戚のような感じなんです。栄養価は、「ささげ」は葉酸や亜鉛、マグネシウムが少し多くに含まれています。なので、両者の栄養に大きな差はありません。
味の違いは、どちらにも違う風味、食感、味があります。ささげの方が小豆よりも少し固めの食感になります。
煮たときの違いは、小豆は煮たときに中央部分から割れることが多く、ささげは火を通してもしっかりと形を保っています。なので、お赤飯や煮物にささげを使う理由はここです。
ということで、見た目は似ていますが料理に使うと両者に差が出てきます。お料理によって使い分けてください。
今日の最後に
漢字で大角豆と書く理由は、豆の端が四角い形をしているからです。また、大角豆(ささぎ)地区が由来している説も気になりますが、地元の方もはっきりとは分からないそうです。
ささげの旬は9月くらいまでです。ささげはビタミンやミネラルが豊富で、夏にピッタリの食材です。和え物やサラダ、油との相性も良いので、旬の時期に召し上がってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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