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秋の食材! エゴマの栄養がすごい

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エゴマの葉




こんにちは
エゴマってよく耳にしますよね。スーパーにもエゴマ油として並べられています。だいたいエゴマってどのようなものなのでしょうか。
そこで今日は『エゴマ』についてお話をしたいと思います。


エゴマってなに?


エゴマの葉



 エゴマは紫蘇とそっくりな葉をしてますが、それもそのはずシソ科に分類される植物です。(上の写真☝)


 インドや中国雲南省が原産地で、青紫蘇の変種とされています。 日本へも古くから伝わり縄文時代には使われていたそうです。さらに奈良時代からは全国で栽培も行われていたということです。主に種を取ることが目的で、種から採れる油は灯火として使用されていたそうです。食用油として使われるようになったのは、平安時代初期からということです。また 灯火以外にも、和紙にエゴマ油を塗付し防水性を高め、雨具として使っていたそうですよ。


 生活の中に密着していたエゴマは 徳川中期まで利用されていましたが、江戸時代後期には安価で生産効率の良い菜種油が登場し、次第に使用頻度が少なくなりました。その後時を経て、現代になりエゴマの言い伝えから再び脚光を浴びるようになりました。



エゴマで10年延びる

 古くからエゴマは栄養が高いことが知られており、「エゴマを食べると寿命が10年延びる」といわれていました。 別名もあり「ジュウネン」と呼ばれていたそうです。


 実際にどのような効能があるかというと、動脈硬化や糖尿病、脳梗塞心筋梗塞などの病気を予防する効果があるそうです。



エゴマのα‐リノレン酸

 エゴマにはα‐リノレン酸という成分が多く含まれていて、α‐リノレン酸EPAに変化すると、血管の壁に入り溜まっっているコレステロールを排出してくれます。同時に傷ついた血管の修復も行ってくれます。簡単にいうと、の血管のトラブルを改善し予防も行ってくれることになります。これによって上記でお伝えしたような多くの効能がもたらされます。



アレルギーを抑制する効果

 α‐リノレン酸は、悪い働きをするリノール酸に対して働き、体内でリノール酸が過剰になることで発症する疾患を抑制してくれます。アレルギー抑制は現代人とって嬉しい効能ですね。



エゴマの効能



エゴマの摂り方


エゴマ


 エゴマは体に良いものですが、摂り過ぎると下痢など起こす場合があるので適量を守って食べる必要があります。1日の摂取量の目安は、小さじ1杯です。


 簡単な方法としてはサラダ・おひたし・和え物に加えると、まろやかな味になり食べやすくなります。


エゴマドレッシング(ベース)

 基本となるのはエゴマ油、酢、塩の3点です。あとはお好みでアレンジしてみてください。


用意するもの

  • エゴマ油 大さじ1

  • 酢 大さじ1

  • 塩 適量

  • 黒胡椒 適量(お好みで)


作り方

  1. ボウルにエゴマ油と、酢入れて混ぜる。

  2. 混ぜたら塩と、黒胡椒加えて、よく混ぜる。

  3. 完成です。


 あとは、レモン汁やおろしにんにく、味噌や醤油などを入れても合いますよ。



今日の最後に

 エゴマは古くから使われてきた植物で、主に油を取るために栽培されてきました。今では実に限らず葉も食べていますが、昔の人は葉のクセを嫌がり実から採れる油だけを目的としていたそうです。余談ですが、葉は大葉と似ているので迷ったときは、香りで判断すると良いですよ。


 エゴマの収穫時期は、葉が夏、実は秋に採れます。実はそのまま食べることができ栄養が豊富なので是非お試しください。簡単に摂取したいならエゴマ油が楽です。ただし、取り除きないように注意してくださいね。(1日に小さじ1杯程度!)
最後までお読みいただきありがとうございました。



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