シルシ

食に関係した情報をお届け致します。

野沢菜を食べよう! 野沢菜の浅漬けはスーパーフード!

スポンサーリンク



スポンサーリンク


晩秋




こんにちは
10月もあっという間に終わりですね。冬の始まりといった感じでしょうか。
寒くなるこの時期に採れる野菜に野沢菜があります。野沢菜漬けで有名な野菜ですよね。旬の野菜ということで、取り上げてみたいと思います。
そこで今日は『野沢菜』についてお話をしたいと思います。



野沢菜


野沢菜



 野沢菜(のざわな)は、カブの一種で長野県下高井郡野沢温泉村を中心に信越地方で栽培されている野菜です。 主に日本三大漬物の一つ「野沢菜漬け」の原料として使われています。野沢菜の起源は、1756年(宝暦6年)に野沢温泉村にある健命寺の住職「晃天園瑞大和尚」が、京都に行った際に持ち帰り植えたのが始まりといわれています。もともとは、シベリア経由で入ってきた耐寒性に優れる西洋系の一種が野沢菜になったとされていています。近縁の種類には、稲扱菜、羽広菜、鳴沢菜、長禅寺菜などの漬け菜や、紫カブなどがあります。



野沢菜漬けはスーパーフード

 野沢菜といえば、「野沢菜漬け」です。


 野沢菜漬けは発酵食品なので高バランスの栄養食品なんですよ。もともと野沢菜にはビタミンCやβカロテン、食物繊維やカルシウムが多く含まれるので、発酵食品の乳酸菌が加わることで栄養価が高くなります。


 乳酸菌といえば、ヨーグルトなどの発酵乳製品が一般的ですがヨーグルトは「動物性の乳酸菌」、一方野沢菜漬けの乳酸菌は「植物性の乳酸菌」です。これがどのような意味を指すのかというと。


 ヨーグルトの動物性の乳酸菌は、「腸に届く前に多くが死滅」してしまうのに対して、植物性の乳酸菌は「生きたまま腸に到達」します。善玉菌を増やし、悪玉菌を減らしてくれるので、免疫力アップやガン予防に繋がります。


 ということで、野沢菜漬けは意外なスーパーフードなんですよ。



炒め物に野沢菜漬け!

 当然、漬物だけでは飽きてしまいます。しかし、野沢菜漬けに含まれているβ-カロテンは比較的熱に強い性質のため、油を使う炒めものにも使えます。加熱する料理にも使えるのなら、お料理の幅が広がりますね。


 また、漬物だけではなくそのまま食べても、野沢菜の効能は得られます。なんと言ってもビタミンCが豊富!抗酸化作用があり、女性にとっては嬉しい美肌効果が期待できますよ。さらに、火を通すことでさらにビタミンCがアップします。サッと炒めるだけでOK!豚肉との相性抜群です。いつもの炒め物に使えば美肌効果が得られます。


簡単!野沢菜の浅漬け

野沢菜の浅漬け


用意するもの(2~3人分)


作り方

  1. 野沢菜を、流水で洗い砂やゴミを取り除きます。

  2. 洗い終わったら、ザルに上げて水気を切ります。

  3. お湯を沸かしサッと茹でます。

  4. 水気を切ってタッパーなどに入れます。

  5. 塩を混ぜて一晩寝かせて完成です。


 冷蔵庫で保存し、1~2日で食べ切ってください。塩を多めに使えば5日程度は保存できます。



今日の最後に

 野沢菜は、長野県の野沢温泉村で栽培されたことから、名付けられた野菜です。主に、日本三大漬物の一つ「野沢菜漬け」の原料になります。


 野沢菜の旬は11月~12月です。四国では翌2月まで出荷されています。栄養満点で幅広いお料理に使えるので便利な食材です。11月1日は「野沢菜の日」、旬の時期に召し上がってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。



www.raruka.net