旬の大根! ブリ大根を紹介します!
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こんにちは
冬は 大根が美味しいですね。寒い日にアツアツの大根を食べると温まりますよね。大根が美味しい季節ということで、今回は大根を取り上げてみたいと思います。
大根
大根は、地中海沿岸や中央アジアが原産といわれている野菜です。エジプトでは紀元前3000~2000年頃には食用とされていました。紀元前2700~2200年頃のピラミッド建設の際にも、労働者の貴重な食糧だったそうです。中国でも紀元前500年頃には栽培されるほど需要が高かったようです。
日本へは、中国へ伝わったものが朝鮮半島を経て奈良時代頃に伝わりました。これは古事記に 「大根(おほね)」と書かれた歌が登場することでわかります。江戸時代に入ると様々な品種が栽培され一般化されたようです。有名な練馬大根の栽培も江戸時代に始まりました。現在、よく見かける青首大根は1970年頃から出回り始め、現在では国内の市場で流通する大根の9割が、青首大根なんだそうです。
大根を食べよう
今では一年中出回る大根ですが、大根が美味しくなるのは冬です。出汁の旨味を吸った大根は本当に美味しいですよね。そんな大根の食べ方にブリ大根があります。
ブリ大根は、ブリのアラを大根と一緒に醤油で煮た富山県の郷土料理です。脂ののったアラの部分を使う料理で、アラから出た旨味で大根が美味しくなります。現在ではブリの身を食べることを目的としているので、切り身を使うことが多いですね。それでは、ブリ大根の作り方を紹介します。
ブリ大根
用意するもの(4人分)
ブリの切り身 400g
大根 600gくらい
塩 適量
煮汁A
出汁 800ml
酒 100ml
醤油 100ml
みりん 100ml
砂糖 大さじ3
生姜の薄切り 1カケ
作り方
大根と生姜の皮を剥きます。
大根は1cm幅の輪切りにします。生姜は薄切りにします。(半月切りでもOKです)
ブリの両面に塩をまぶし、10分ほど置き、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
ブリをザルの上にのせ、熱湯をかけ、表面の色が変わったら流水でぬめりを洗います。
大根の下茹でをします。鍋に大根とお米のとぎ汁がなければ、湯に生米を1つかみ入れて15分ほど煮ます。
大根に竹串がスッと通るくらいまで煮たらザルにあげ、5分ほど水にさらします。
鍋に大根と生姜、煮汁Aを入れ、中火で加熱します。
ひと煮立ちしたらブリを加え、落し蓋をして大根が柔らかくなるまで弱火で20分ほど煮ます。
火を止めていったん冷まし、味を染み込ませます。
完成です。(食べるときに再度温めます)
鍋で煮るときに、大根の上にブリをのせると煮崩れしにくくなりますよ。煮汁の分量は目安ですので、調味料はご家庭で調節してくださいね。
ブリを煮ると身がパサつくことがありますが、これは長く煮すぎていることが原因です。ふっくらと仕上げたいなら、ブリと大根を別々に煮ると良いですよ。ブリを煮る時間は、落し蓋をして15分が目安、サッと煮ることがコツです。大根は、落し蓋をして20~30分が目安です。
ブリの煮汁
昆布出汁(ない場合は、顆粒和風だしを水に溶かす) 800ml
醤油・濃口醤油・酒 各50ml
みりん 100ml
砂糖 大さじ3
生姜の薄切り 1カケ
大根の煮汁
昆布出汁(ない場合は、顆粒和風だしを水に溶かす) 800ml
醤油・みりん 各100ml
砂糖 大さじ3
生姜の薄切り 1カケ分
酒 50ml
今日の最後に
ブリ大根は、冬に美味しくなる大根とブリを使った富山県の郷土料理です。本来はアラを使ったお料理ですが、切り身を使っても美味しくできるので挑戦してみてください。脂ののったブリは栄養も豊富なので是非!
最後までお読みいただきありがとうございました。