旬アサリ! 「深川丼」と「深川めし」の違いとは!
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こんにちは
暑さも落ち着いた感じで、秋の気配が漂っていますね。そんな秋には美味しいものがたくさんありますが、今回取り上げる「アサリ」もその中の一つです。
ところで、アサリの食べ方に深川丼というものがあります。アサリを使った代表的なお料理です。そしてもう一つ深川めしというものもありますよね。似たような感じですが、なにか違いがあるのでしょうか。
そこで今日は『深川丼と深川めし』についてお話をしたいと思います。
深川丼と深川めし
同じ深川と付く料理なので分かりにくいと思いますが、二つの違いはズバリ!スタイルの違いになります。
深川丼は、アサリなどの貝類の味噌汁をご飯にかけて食べる料理です。一方、深川めしはアサリを焚き込んだご飯です。
深川丼
アサリやハマグリなどの貝類と、ネギや油揚げなどを入れて作った味噌汁を、ご飯の上にぶっかけたものが深川丼になります。
深川(現在の江東区永代)は、アサリ、ハマグリ、カキ、貝柱(アオヤギ)など多くの貝類が獲れて、漁師たちが仕事の合間に食べる賄い飯であった「ぶっかけめし」が広まり深川丼と呼ばれるようになりました。屋台などでも提供されていたそうです。
深川めし
アサリを使い炊き込みご飯にした家庭料理で、明治時代に入ってから家庭で作られるようになった料理です。
深川めしにはもう一つエピソードがあり、大工さんなどの職人さんが、炊き込みご飯ならお弁当に持っていけるということで、生まれたそうです。いずれにしても家庭料理から生まれた料理です。
旬のアサリを食べる
アサリが美味しい時期ですので、深川丼と炊き込みご飯の深川めしの作り方を紹介します。
深川丼
用意するもの(1人分)
炊いたご飯 1合
アサリの剥き身 120g
長ねぎ 20g
油揚げ 10g
出汁 220cc
薄口醤油 20cc
みりん 10cc
味噌 8g
作り方
出汁に薄口醤油とみりんを入れて混ぜます。
長ねぎを斜め切りに、油揚げを細切りにします。
出汁に味噌を溶き入れ、強火で煮込みます。
沸騰したら長ねぎと油揚げ、アサリの剥き身を入れます。
6~7分ほど煮込んだら完成です。
温かいご飯にかけて召し上がってください。アサリは煮込み過ぎると固くなってしまうので注意してくださいね。
深川めし
用意するもの(2~3人分)
アサリ 300g
お米 2合(360ml)
生姜 1/2カケ
出汁 250cc
酒 大さじ2
醤油 大さじ1
塩 適量
つくり方
アサリを塩水(海水程度=3%の濃さ)に30分ほど入れて砂抜きをしてから、洗います。
お米を洗い、ザルに上げておきます。
鍋にアサリ、酒大さじ2、醤油大さじ1を入れて、蓋をしアサリの口があくまで沸騰させ煮ます。
炊飯器に米、アサリの煮汁、出汁、塩を加えてご飯を炊きます。
炊き上がったら、アサリの身を殻から外します。
ご飯にアサリの身と千切りにした生姜を入れて混ぜ合わせます。
完成です。
お好みでネギなどをまぶして召し上がってください。また、煮たアサリを炊いたご飯に混ぜるだけでも美味しいですよ。
今日の最後に
アサリを使う深川丼と深川めしは、調理方法に違いがあります。漁師料理である深川丼は味噌汁などをかけた「ぶっかけめし」。それに対して家庭料理の深川めしは、炊き込みご飯になります。
アサリの旬は、春と秋の2回です。秋は9~10月が美味しい時期になります。 血液をサラサラにしたり、肝機能や心臓の働きを高めたり、むくみを解消する効果があります。体のためにも、旬のアサリを召し上がってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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