旬!グリーンピースはえんどう豆?
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こんにちは
シュウマイの上にのっているグリーンピース、料理に彩りを添える名脇役ですよね。ところで、グリーンピースはどのような豆なのでしょうか。そこで今日は『グリーンピース』についてのお話をしたいと思います。
グリーンピース
グリーンピースとは、実はえんどう豆が熟す前の若い豆のことを言います。和名はえんどう、または緑豆と呼びます。この熟す前のえんどうを剥いた状態がグリーンピースになります。
ちなみに、グリーンピースを甘く煮たものは「うぐいす豆」と呼ばれ、お菓子に使われています。
グリーンピースの旬は春から初夏かけてで、4~6月の時期が最盛期になります。この時期に採れたものは加工され缶詰などになります。
日本で栽培されるようになったには、平安時代あたりからです。平安時代に編纂された辞書「和名抄(わみょうしょう)」に記載されている野豆 (乃良末女:のらまめ)がえんどう豆になります。
グリーンピースの栄養
グリーンピースの栄養は、「ビタミンB1」や「βカロテン」が豊富に含まれいます。ビタミンB1量は野菜の中でもトップクラスなんです。同じ豆類の中でも枝豆やそら豆の約1.5倍、卵だと5.5倍もの量が含まれます。そして、βカロテンも豊富で動脈硬化や心筋梗塞等の生活習慣病を防止する効果があります。
しかしこれより凄いのは食物繊維です。20~30粒のグリーンピースが、山盛りサラダ1杯分に相当する程の多さなんですよ。その含有量は同じ豆類の大豆よりも多く、食物繊維の総量は7.7g不溶性食物繊維が約90%を占めています。ということは、腸の働きを活発化させてくれるということです。不溶性食物繊維は消化されずに腸まで届くので、便の排泄を促す働きするため便秘も解消に効果があります。また、生活習慣病の予防にも有効なんですよ。
選び方
栄養が豊富なグリーンピースですが、店頭で生のものを見かけら次のようなものを選んでください。
実エンドウを選ぶポイント
全体にふっくらと膨らみがある。
さやの色がみずみずしい緑色をしている。
さやの表面やへたが変色していないものを選ぶ。
なお、白っぽい物は成熟した木になっていたもので風味が落ちていますので注意してください。
グリーンピースの下処理
グリーンピースを購入したら下処理をしなければなりません。そのまま冷蔵庫で保存した場合は、2日くらいしか日持ちしないので早めに下処理してください。では手順を説明します。
用意するもの
さやつきグリーンピース200~300g
塩小さじ1
水400㏄程度
鍋
グリーンピースの茹で方
グリーンピースをさやから取り出します。
ざるなどにあけてきれいに水洗いします。
鍋にお湯を沸かして塩を加え、グリーンピースを中火で1分30秒~2分茹でます。
茹で汁を入れたまま鍋ごとグリーンピースを冷まします。(30~60分ほどで冷めます)
冷めたら水分を切って完成です。
冷ます目安は素手で茹で汁を触れるくらいです。茹で汁の温度がゆっくりと下がり、グリーンピースにシワができなくなります。冷水を使うとシワになってしまうので注意してください。
保存
保存は、冷蔵で2~3日保存可能。冷凍なら、1ヶ月ほど保存可能です。水分をしっかり切って、フリーザーバッグに入れ空気を抜いて冷凍してください。
また、一度開封した缶詰のグリーンピースも冷凍できます。やり方は、水分をしっかり切ってフリーザーバッグに入れて冷凍してください。保存期間は1ヶ月になります。生を処理したときと同じです。
今日の最後に
グリーンピースは、えんどうが熟す前のもので、これを剥くとグリーンピースになります。栄養価はえんどう豆と同じで食物繊維が非常に多いのが特徴です。他の栄養も豊富なので食べ過ぎないようにしてください。一日30g程で29Kcalが適量と言えます。多くても50g、49Kcalにしてください。
グリーンピースは春が旬です。栄養が豊富なので、食べやすく工夫してお使いください。カレーに入れたり、素揚げも美味しいですよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。