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春が旬! 栄養豊富な「ヒジキ」を食べよう! 

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春の海




こんにちは
ヘルシーで栄養豊富な海藻。毎日でも摂りたいですよね。そんな海藻の種類に「ヒジキ」があります。煮物などで見かけることが多い海藻ですね。
ところで、ヒジキって煮物以外のお料理に合うものはあるのでしょうか。
そこで今日は『ヒジキ』についてお話をしたいと思います。


ヒジキ


ヒジキ



 ヒジキは、北海道の南部から九州まで広い範囲で収穫される日本を代表する海藻です。比較的に暖かい海を好み、伊勢志摩や瀬戸内海、日本海側の九州沿岸のヒジキは有名な産地です。


 ヒジキと日本人との関係は古く、約一万年前の縄文時代の遺跡からヒジキが発見されていることから、日本では古くから食されていたと考えられています。


 ちなみに、ヒジキを漢字で書くと「鹿尾菜」と書くそうです。なんでも「ヒジキを丸めると鹿のシッポのようになる」ことからこの漢字が当てられたそうです。それにしても凄い当て字、私は読めなかった。



意外にも栄養豊富な食材

 海藻は「体に良い」というイメージがありますが、その海藻の中でもヒジキの素晴らしい特徴は成分の「カルシウム」です。日本人に不足しがちなカルシウム量はなんと「牛乳の12倍」もあるんですよ。カルシウムは体を作るとても大切な栄養素ですから12倍は凄いですね。また「ひじきを食べると髪が綺麗になる」ともいわれています。理由はやっぱりヒジキの持つはカルシウムなんですよ。


 また、約半分が食物繊維でできているので、おなかの調子を整え、老廃物の排出もスムーズになります。そして何より、低カロリーなのも嬉しいですね。



ヒジキはどうやって食べるの?


ヒジキ


 ヒジキは、収穫してから乾燥させ加工しているので、1年を通して簡単に手に入れることができます。


 ですが、この時期に食べてほしいのが生のヒジキで、春が旬なんです。そこで生のヒジキが手に入ったら、どう処理したら良いのか処理方法をご紹介します。


 下処理といってもとても簡単なんですよ。殺菌やヒ素の除去のために熱湯で茹でるだけです。



やり方

  1. 生ヒジキを、ボウルに重ねたザルに入れて、丁寧に水洗いします。

  2. 沸騰したお湯に水気を切った生ヒジキを入れます。

  3. 再沸騰したら弱火で5分ほど茹でます。

  4. 生ヒジキをザルに上げて、流水で20秒すすぎ完了です。



 下処理をしたヒジキは、冷蔵保存で2~3日になりますので早めに食べ切ってくださいね。また、冷凍保存すると1ヶ月くらい保存可能なのでお勧めです。解凍せずに凍ったまま使えますよ!


 茹でこぼすことでヒ素は9割も減らすことができます。安全のためにも下処理を行ってくださいね。



ヒジキを食べよう!




ヒジキ


ヒジキとツナのサラダ


用意するもの

  • ヒジキ 適量

  • ツナ缶 1個

  • マヨネーズ 大さじ1

  • 醤油 少々

  • 塩コショウ 少々

  • カイワレ大根 1/2パック



作り方

  1. 処理をした生ヒジキを使います。(乾燥ヒジキは軽く洗ってから水で戻し熱湯をかけ2~3分位おきます)

  2. ザルに上げて水分を絞っておきます。

  3. ツナ缶は軽く油を切ります。

  4. ボウルにヒジキとツナ、調味料を全部入れて混ぜます。

  5. 食べやすい長さに切ったカイワレ大根を混ぜて完成です。



 ツナ缶をやめて、ポテトサラダに入れても美味しいですよ。



ヒジキのチヂミ


**用意するもの**

  • ヒジキ 20g

  • 玉ねぎ 1個

  • 小麦粉 大さじ2杯

  • 水 大さじ2杯

  • 卵 1個

  • 出汁の素 少々

  • しょうゆ 大さじ1/2杯

  • ごま油 適量



作り方

  1. 処理をした生ヒジキを使います。(乾燥ヒジキは軽く洗ってから水で戻し熱湯をかけ2~3分位おきます)

  2. 玉ねぎを薄くスライスします。

  3. ボウルに小麦粉と水・卵を入れて、よく混ぜてからしょうゆと出汁の素を加えます。

  4. 玉ねぎとヒジキも加えたら全体をサッと混ぜ合わせます。

  5. 熱したフライパンにごま油を敷き、薄く焼きあげれば完成です。





ヒジキの炒めもの

用意するもの

  • 生ヒジキ 150~200g

  • 玉ねぎ 1/2個

  • ベーコン 2~3枚

  • セロリ 1本

  • オリーブオイル

  • 胡椒



作り方

  1. 玉ねぎを縦半分に切り、繊維に沿った薄切りにします。

  2. ベーコンは細く切ります。

  3. フライパンにオリーブオイルをひき、熱してからベーコンを炒めます。

  4. 玉ねぎを入れて、透き通って甘さが出るまで炒めます。

  5. セロリを加えてさっと炒め、塩と胡椒で軽く味を付けます。

  6. 下処理をしたヒジキを加えてさらに炒めて、最後に塩胡椒で調えて完成です。



 サッパリした味なので、ポテトサラダやパスタに入れても合いますよ。オリーブオイルの代わりにバターでもOKです。



ヒジキの炊き込みご飯



用意するもの(4人分)

  • 米 300g(2合分)

  • ヒジキ 適量

  • ごぼう 50g


調味料A

  • チキンコンソメ 10g

  • うす口しょうゆ 小さじ2

  • 塩 少々

  • 水 2カップ(400ml)



作り方

  1. 米を洗って、分量の水に浸けて30分置きます。

  2. 処理をした生ヒジキを使います。(乾燥ヒジキは軽く洗ってから水気を切っておきます)

  3. ごぼうはささがきにして水に10分ほどつけてアクを抜き、水気を切ります。

  4. お米に調味料Aを加えて、ひと混ぜします。

  5. 全ての具材を加えて、炊飯器で通常通りに炊きます。

  6. 炊きあがったら、ほどよく混ぜて完成です。



 仕上げにバターを少量加えても美味しいです。



今日の最後に

 ヒジキといえば、ヒジキの煮物が代表的ですが意外と洋風のお料理にも合います。ヒジキは他の食材を邪魔しませんし、アレンジは無限大です。洋風にもチャレンジしてみてくださいね。


 ヒジキの旬は、3~4月です。カルシウム、鉄、食物繊維が豊富、女性にはうれしい食材です。旬のヒジキを召し上がってみてはいかがでしょうか。ヘルシーでミネラルたっぷりですよ!
最後までお読みいただきありがとうございました。




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