ポリフェノールたっぷり、ジュンサイ!
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こんにちは
ゼリーにような感じを持つ食材に「ジュンサイ」と言うものがあります。ヌメリがあって少し不思議な食べ物ですよね。
ところで、ジュンサイって見た目がゼリー!
どのような栄養が含まれているのか気になりませんか。
そこで今日は『ジュンサイ』についてお話をしたいと思います。
ジュンサイ
はじめはジュンサイのことをカンタンに!
ジュンサイは、淡水沼に自生する水草の一種です。沼の底に根を張って水中で茎を伸ばして成長します。成長が進むと楕円形の葉を水面に浮かべます。春になると芽を出し花が咲きます。
食用となるのは、この茎から出てくる新芽で、ゼリー状にヌメリを持ったものに覆われています。このヌメリが厚いものほど品質が良いとされています。
ジュンサイは世界に広く分布している植物ですが、食用としているのは日本と中国くらいです。 多くは輸入品で、日本国内で出回るジュンサイの80%は中国産のものとなります。
ゼリー状のヌメリ
ジュンサイの特徴であるゼリー状のヌメリはムチンで、粘膜を潤して、強くする効果があります。ジュンサイも新芽を守るためにヌメリを出しているそうです。
ムチンの効果は、胃粘膜を強化、胃壁を保護し、胃潰瘍や胃炎の予防・改善を促す効果になります。
ジュンサイの栄養
ジュンサイの栄養成分は、食物繊維やカルシウム、カリウムが含まれています。カリウムやナトリウムなどのミネラルもバランスよく含まれ、体のむくみなどにも効果的です。また、低カロリーなのでダイエット向きの食材として重宝されています。
ジュンサイで注目すべきはポリフェノールです。 葉の部分に多く含まれ、緑茶に相当するぐらいの豊富なポリフェノールがあります。ジュンサイには20種類以上ものポリフェノールが含まれているそうです。これなら食べるメリットは十分にありそうですね。
ポリフェノールの効能は、抗酸化作用に優れ、体の老化を防ぎ、動脈硬化などの原因となる悪玉コレステロールを改善し、生活習慣病の予防に役立つ効果があります。
ジュンサイを食べる
採れたての新鮮なものは生でも食べることができるそうですが、ほとんどのものは下処理が必要となります。では、下処理のやり方を説明します。
生のジュンサイ
ボウルに入れ優しく水洗いする
ザルにあげて水を切る
ジュンサイを沸騰したお湯に入れ、1~2分茹でる
色が鮮やかなグリーンになったら鍋から引きあげる
冷水に入れ色止めをします
水を切って完成です
水洗いするときにヌメリを落とさないように注意しましょう。水に浮かべ手で優しく触れる程度で十分です。
加工済みのジュンサイ(水煮・酢)
入っている容器(瓶、袋、カップなど)を開け、ザルで水を切ります
水を張ったボール(ジュンサイ1に対し水10)に移します
30分~1晩程度、冷蔵庫で寝かせます。(酢の匂いが消えるまで)
水を切って完成です
お酢が大丈夫な方は1の後に、酢抜きせずにそのままお召し上がりください。
保存
ジュンサイは保存期間が長くなると味が落ちてしまいます。なるべく早めにお召し上がりください。
下処理したジュンサイはタッパーなどに入れ水を張って保存しますが、必ず2日に一回は水を交換しましょう。この方が日持ちします。
ジュンサイの冷凍保存は可能ですが、一般家庭の冷凍ではゼリー状ものが壊れてしまうそうです。-50℃くらいなら可能らしいです。冷凍は考えない方が良さそうですね。
今日の最後に
ジュンサイは9月ぐらいまで収穫されます。最盛期であるの7月上旬までが「1番芽」と呼ばれるゼリー状の部分が多く品質が最も高いものです。ポリフェノールがたっぷり含まれているので、旬の時期を逃さないようにお召し上がりください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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