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「ミニトマト」と「プチトマト」はなにが違うの?

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ミニトマト




こんにちは
小さな姿が可愛らしいミニトマト。夏野菜の一つですよね。切らずにそのまま食べることができるので使い勝手が良い!

ところで、ミニトマトにはプチトマトという呼び方もありますよね。

いったい、どちらの呼び方が正しいのでしょうか。

そこで今日は『ミニトマトとプチトマト』についてお話をしたいと思います。


ミニトマトとプチトマト




ミニトマトとプチトマト

 ミニトマトとプチトマト、この2つを正確に言うと同じものではありません。


 どちらも小さいトマトで同じに見えますよね。


 ミニトマトは、10~30gまでの小さなトマトの総称で、小さなトマトの正式名称は「ミニトマト」になります。


 プチトマトはと言うと、こちらは商品名です。種を売るメーカーの「タキイ種苗」が小さなトマトの種に「プチトマト」という名前を付けて1975年(昭和50年)ころに発売しました。マンションや団地でもプランターで栽培できることから大ヒット商品になり、品種が違うのに小さなトマトを全て「プチトマト」と呼ぶようになりました。


 しかし、2007年(平成19年)にプチトマトよりも糖度が高いミニトマトが出回るようになり、需要が薄くなってしまったので製造は中止されました。これは、少し残念な話ですね。


 でも、商品はありませんが、長年にわたり親しまれた名前だけは残っています。現在でも小さなトマトのことを「プチトマト」と呼ぶ方が多くいらっしゃいます。



 そんなことで、ミニトマトとプチトマトの正しい呼び方は「ミニトマト」になります。



ミニトマトの栄養


ミニトマトの栄養


 ミニトマトは、赤色だけではなくたくさんの色があるのも特徴です。色によって主な栄養素が異なるのでご紹介します。



赤色のミニトマト

 赤色はミニトマトには、リコピンが豊富に含まれています。


 リコピンはカロテノイドという色素の一種で、抗酸化作用が非常に強い栄養素です。生活習慣病や老化、がんなどの要因となる活性酸素を抑制する働きがあります。


 抗酸化作用が強い栄養素としてビタミンEがありますが、リコピンはそのビタミンEよりも100倍以上多く含まれています。しかし、摂り過ぎると健康を害する恐れがあるので、1日に10~15が理想的と言われています。



黄色のミニトマト

 黄色のミニトマトには、ルチンが豊富に含まれています。


 ルチンとは、ポリフェノールの一種で、毛細血管を保護する効果があります。高血圧の方に特にお勧めの栄養素です。



オレンジ色のミニトマト

 オレンジ色のミニトマトには、βカロテンが豊富に含まれています。


 βカロテンには免疫力を向上させる効果があるので、風邪の予防に効果的です。また、血流がよくなる効果もあるので、貧血や冷え性の予防改善にもお勧めです。



緑色のミニトマト

 緑色のミニトマトには、クロロフィルが豊富に含まれています。


 クロロフィルとは葉緑体に含まれている緑色の色素で、コレステロール値を整える効果があります。また、体内の老廃物を体外へ排出してくれる効果や、消臭効果などがあるので、美容を意識している方にお勧めです。



今日の最後に

 ミニトマトは、10~30gまでの小さなトマトの総称です。一方のプチトマトは商品名です。しかし、現在は生産中止により使われていないそうです。


 ミニトマトの旬は、6~8月くらいまでです。皮が厚いのでやや食べにくいところがありますが、皮には栄養が豊富に含まれているのでミニトマトはお勧め野菜です。一般的なトマトより栄養豊富なので、旬の時期に召し上がってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。



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