捨てないで! 出汁をとった昆布にもたくさんの栄養が残っている
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こんにちは
最近、海藻を食べるように心掛けているんですが、昆布を見ていて少し思ったことがあります。
「出汁をとった後の昆布には栄養は残っているの?」と…。
出汁をとったら捨ててしまう方が多いですよね。
そこで今日は『昆布』についてお話をしたいと思います。
昆布のだし殻
昆布はそのほとんどが北海道で採取されていて、全体の約95%を占めているそうです。残りの5%は、青森、岩手、宮城県の東北3県で採れます。寒流系の褐藻類である昆布は、日本では宮城県以北の太平洋岸と北海道全域でしか採取できないそうです。日本で採れる昆布は45種、代表的なものには真昆布や利尻昆布などがあります。
ところで、昆布って少し気になる名前ですよね。
昆布の語源は、アイヌ語の「コンプ」にあるそうです。もともとは「コンプ」と呼んでいたみたいですね。
「コンプ」と言う呼び名は一度、中国へ渡り、それが再び日本へ逆輸入されて現在の「コンブ」になったと言われています。もしかしたら「コンブ」は外来語?
昆布の説明はこのくらいにして、「出汁をとった後の昆布には栄養は残っているのか?」に移ります。
だし殻昆布の栄養
答えから言うと、しっかりと栄養が残っています。流出したのはほとんどが旨味成分で栄養成分は流出していません。
だし殻昆布には、昆布の粘り成分であるアルギン酸のほかに、ミネラル成分のマグネシウム、カリウム、ヨードが含まれています。もっとも多く含まれている栄養素はアルギン酸で、高血圧の予防やコレステロール値の上昇を抑える効果があります。また、アルギン酸は、余分な塩分や脂質と結合して排出を促進する効果もあります。デトックス効果と言うわけですね。
それぞれの効果は次の通りです。
アルギン酸 高血圧を予防し血中コレステロール値を下げる効果
ヨード 肌や髪の毛を綺麗にしたり脂肪を燃焼する効果
だし殻昆布の再利用
出汁をとったからと言っても、まだまだ旨味成分は残っています。煮物にしても美味しいですし、お肉と炒めると相乗効果でより美味しくなります。
レシピはいろいろありますが、今回は簡単でご飯との相性が抜群の塩昆布の作り方をご紹介します。
レンジで出来る!塩昆布の作り方
用意するもの
だし殻昆布
米酢
醤油
みりん
酒
作り方
だし殻昆布を3㎝幅に切ります。
3㎝幅に切った昆布を、小口から千切りにします。
耐熱皿に昆布を入れます。
米酢1 醤油1 味醂少々 酒少々の調味液を上からかけます。
ラップをして、調味液がなくなるまで加熱します。(約3~4分くらい)
調味液がなくなっていれば完成です。
冷蔵保存で、5日程度保存できます。
長く保存したい場合は、レンジを使わずに鍋やフライパンを使って水分を飛ばしてください。火にかけた場合は、2週間くらい日持ちします。調味液の割合はお好みでかえてくださいね。
今日の最後に
出汁をとった後の昆布には栄養たくさん残っています。出汁をとったら捨てる、考えてみると捨ててしまうなんて勿体ないことですよね。
昆布の旬は、7~9月です。昆布は栄養豊富、ミネラルは牛乳の約23倍、カルシウムは約7倍、鉄分は約39倍も含まれています。だし殻にも栄養が残っているので、再利用して召し上がってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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