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処暑の時季に美味しくなる「シャインマスカット」の話

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処暑と食べ物




こんにちは
8月も後半、もう22日なんですね。
そして明日は処暑!もう、夏も終わりです。
ですが美味しいものは、これからたくさん出てきます。
そこで今日は『処暑に美味しくなるアレ』についてお話をしたいと思います。

シャインマスカット




処暑に美味しくなるもの

 夏の終わりは秋のはじまり、美味しいものがたくさん出てきます。食べ物の話をする前に「処暑」についてお話をします。



処暑(しょしょ)ってなに?

 一年間を24に分けた季節を表す言葉の二十四節気(にじゅうしせっき)の一つで、処暑は14番目の季節です。


 近いものには、小暑(7月7日頃)⇨大暑(7月22日頃)⇨立秋(8月7日頃)⇨処暑(8月23日頃)⇨白露(9月8日頃)⇨秋分(9月23日頃)があります。


 処暑の意味は、夏の暑さが少しおさまってくるという意味です。「処」の文字には、止む、止まる、おさまる、とどまるといった意味を持っています。秋の気配が感じられるということですね。毎年8月23日頃が処暑になるので、次の白露(はくろ)の前日までを処暑といいます。ちなみに、処暑の日は台風が発生しやすい日(台風の特異日)とも言われていますね。



処暑:8月23日頃∼9月6日頃まで



 処暑残暑見舞いにも関係していて、残暑見舞い処暑(8月23日頃)までに出さなければなりません。諸事情で遅れる場合は遅くても8月末までに届くように(メールも)出しましょう。


 処暑の時季に美味しくなる食べ物に、サンマや茄子、ブドウなどがあります。サンマはまだまだ値段が高いので今回はマスカットについてのお話です。



シャインマスカット

 シャインマスカットは、1988年に広島県で「ブドウ安芸津21号」と「白南」を交配して育成され誕生した日本生まれのブドウの品種です。 その後、2006年にシャインマスカット」という品種として正式に登録されました。


 シャインマスカットは、ヨーロッパブドウとアメリカブドウの交配し育成したもので、ヨーロッパブドウの香りや食感、皮ごと食べることができる性質と、アメリカブドウの栽培のしやすさをかなり兼ね備えたブドウです。種なしで甘味が強くて酸味が少なく、日持ちが良いことが特徴です。


 名前の由来は、交配した115個体から選ばれた1個体がシャインマスカットなので、「輝くようなマスカットブドウ」になって欲しいという意味を込めて「シャインマスカット」と命名したそうです。



甘さが魅力

 シャインマスカットの糖度は15度∼17度ほど、栽培方法によっては18度〜20度近くになることもあるそうです。ブドウ品種は他のフルーツに比べて糖度の高いのですが、シャインマスカットはブドウ品種の中でも、さらに糖度が高いといわれています。そしてその甘味は皮付近が一番強く、シャインマスカットは皮ごと食べることができます。



甘いシャインマスカットの見分け方

シャインマスカットを皮ごと美味しく食べるのであれば、まずはなにより鮮度のいいシャインマスカットを見極めることがポイントです。


3つのポイント

  1. 果皮にハリとツヤがある

  2. 軸が枯れていなくてしっかりしている

  3. 粒が大きく揃っている


 マスカットは完熟につれ青緑から黄色がかり果皮のハリが薄れててきますが、完熟よりも果皮のハリを優先しましょう。また、シャインマスカットは傷みやすいので早めに食べることをお勧めします。


食べ方
 軽く水洗いしてキッチンペーパーや清潔な布巾で軽く表面をふきましょう。これで、皮ごと召し上がっても大丈夫です。



今日の最後に

 シャインマスカットの皮はポリフェノールが豊富に含まれています。ポリフェノールは抗酸化作用の強い栄養素で、抗酸化作用には体の酸化を防ぐ働きがあり、老化防止に効果が期待できます。だからといって食べ過ぎはNG。シャインマスカット100gあたりに、17∼20gもの糖質が含まれており、1粒を8∼9gで計算すると、1粒あたりに1.5g前後の糖質を含んでいることになります。糖質制限ダイエットをしている方は注意してくださいね。


 シャインマスカットの旬は、9月下旬頃までです。シャインマスカットは、ビタミンB1や糖分が多いので疲労回復に最適です。また、ビタミンCも豊富なので、免疫力を向上させたり美肌効果も期待できます。まだまだ暑い日が続きそうですので、旬のものを食べて頑張りましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。



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