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落花生から作るジーマーミ豆腐は栄養満点!

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沖縄




こんにちは
「暑さ寒さも彼岸まで」ということで、涼しいくらいにまで気温が下がってきましたね。やっぱり秋を感じますね。
ところで、秋に収穫期を迎える食材に落花生がありますが、この落花生から作るジーマーミ豆腐をご存知でしょうか。食べたことがある方なら分かると思いますが、まろやかで美味しいですよね。
そこで今日は『ジーマーミ豆腐』についてお話をしたいと思います。

落花生




ジーマーミ豆腐

 ジーマーミ豆腐は、沖縄の郷土料理で落花生(ピーナッツ)を使って作るお豆腐です。落花生の豆(ピーナッツ)をすり潰して、こした汁と芋くず(デンプン)を混ぜて固めた食べ物です。普通のお豆腐とは違い、モチモチした食感が特徴で、プリンに近いといった感じです。


 ジーマーミとは、沖縄の方言でピーナッツのことをいい、「ジー」は「地」を意味して、「マーミ」が豆のこと表しています。なので、「地の豆」で「落花生」を表します。豆腐と言っていますが、大豆やにがりは一切使われていません。


 ジーマーミ豆腐は、琉球王国時代(1429~1879年)に生まれた宮廷料理で当時は中国からの使節冊封使(さっぽうし)をもてなすための料理にも使われていました。そのため一般の人々が口にすることはありませんでした。その後、明治政府によって王制廃止になった後は、ジーマーミ豆腐は琉球の郷土料理として一般の人々にも広まり食されるようになっていったそうです。



ジーマーミ豆腐は栄養満点


ジーマーミ豆腐


 ジーマーミ豆腐は、落花生(ピーナッツ)を主原料としています。カロリーを見てもジーマーミ豆腐のカロリーは100gで約105キロカロリーになります。普通のお豆腐で100gあたりのカロリーは62キロカロリーですから高カロリーの食品になります。


 また、落花生を使っているのでビタミンB2やビタミンEがとても豊富です。ビタミンB2は肌や粘膜を健康に保つ働きがあり、 ビタミンEは抗酸化作用で体を若く保つ働きがあります。美容には、とっても良い食品なんですよ。さらに、主原料の落花生はオレイン酸を含んでいます。このオレイン酸生活習慣病の予防が期待できるんですよ。


 ただ、落花生の脂質は太りにくいものなんですが、でもやっぱり 豆自体が高カロリーな食品なので食べ過ぎには注意しましょう。


 【注意事項】
 ジーマーミ豆腐は原材料に落花生(ピーナッツ)が使われているので、急性アレルギー反応の「アナフィラキシー・ショック」を起こすことがありますので、アレルギー体質の方は食べないようにしましょう。



ジーマーミ豆腐の作り方

 一見、難しそうに見えるジーマーミ豆腐ですが、ご自宅でも作ることができます。今回はご家庭でも作れる、簡単な作り方を紹介します。



用意するもの

  • 生落花生(ピーナッツ) 250g

  • 水 500ml

  • 葛粉(片栗粉でも可) 75g



作り方

  1. 生の落花生と半分の水を合わせてミキサーにかけます。

  2. 布巾を使って落花生の豆乳をこします。

  3. こした落花生に残りの半分量の水を加え、豆乳を搾り鍋に入れます。

  4. 葛粉を全量加え滑らかになるまで良く混ぜます。

  5. 中火にかけ、鍋底が見えるまで混ぜ続けます。(5~6分くらい)

  6. ある程度かたくなったら容器に移して冷蔵庫で冷やします。

  7. ジーマーミー豆腐が冷えてかたまったら完成です。



 醤油と砂糖、出汁などで沖縄風の醤油だれ作って召し上がってください。また、フルーツソースにも合います。お試しください!


  絞った後の落花生は、おからとして食べてくださいね。コロッケにしても美味しいですよ。



今日の最後に

 ジーマーミ豆腐は、沖縄の郷土料理で落花生を使ったお豆腐です。モチモチした食感でとても栄養豊富な食べ物です。ご家庭でも作れるので挑戦してみてください。生の落花生が手に入らないときは、無添加のピーナッツバターで作ると良いですよ。


 落花生は、9~10月が旬の時期になります。オレイン酸リノール酸がとても豊富で肥満防止にもなりま。さらに、抗酸化力が強いことで知られるビタミンEが動脈硬化心筋梗塞などの生活習慣病予防の働きをしてくれます。美容にも良いので美味しいときに召し上がってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。



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