旬のカリフラワー! 実は意外と栄養豊富な野菜
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こんにちは
ブロッコリーとカリフラワーを見比べるとブロッコリーの方が栄養がありそうに見えます。なのでブロッコリーを食べることの方が多くなりますが、実際にはどうなのでしょうか。
そこで今日は『カリフラワー』についてお話をしたいと思います。
カリフラワー
カリフラワーは、キャベツや白菜などと同じ野生のケールを祖先とする淡色野菜です。ブロッコリーも同じ仲間になり、ブロッコリーが突然変異で白化したものがカリフラワーになります。17世紀初めにはヨーロッパ各地に広まり、その後中東や東アジアへと伝えられました。 19世紀初頭には海を渡りアメリカへも伝えられ全世界に普及したそうです。
日本へは、明治時代の初めにブロッコリーと一緒に渡来しました。当時は西洋野菜ということで受け入れられませんでしたが、第二次世界大戦後に日本の食卓の西洋化が進み食べるようになり、国内でも本格的に栽培されるようになりました。
カリフラワーという名前は、英語名のcauli flowerが由来になっています。これが、コールフラワー⇨コルフラワー⇨キャルフラワー⇨キャリフラワーとなり、最終的に「カリフラワー」になりました。ちなみに、和名は和名は花椰菜(ハナヤサイ)・ハナカナンラン(花甘藍)になります。また、木立花葉牡丹や花キャベツとも呼ぶこともあるそうです。
カリフラワーとブロッコリー
店頭では並んで置かれていることが多いカリフラワーとブロッコリーですが、どっちを購入しようか迷いますよね。どうせ買うなら栄養が高い方が良いですよね。
淡白野菜のカリフラワーと緑黄色野菜のブロッコリーとでは栄養価に大きな違いはなく、ビタミンCやミネラル、葉酸、食物繊維などが含まれています。ビタミンCとβ‐カロテンに至っては緑黄色野菜のブロッコリーの方が多くなります。
ただしブロッコリーのビタミンCは水に溶けやすい性質なので茹でるとカリフラワーをやや下回ってしまいます。その結果、ほぼ同じになるんです。
β‐カロテンについては緑黄色野菜であるブロッコリーの方が多くなります。その差、50倍近くになるのでβ‐カロテンを目的とするならブロッコリーを食べた方がお得です。
ちなみに、カリウムはカリフラワーの方が多くなります。
β‐カロテン含有量
カリフラワーのβ‐カロテン 16 ug
ブロッコリーのβ‐カロテン 770 ug
※1000ug(マイクログラム)=1mg(ミリグラム)
カリフラワーの美味しい茹で方
茹で上がったらザルに上げて冷まします。冷水に入れてしまうと、仕上がりが水っぽくなるのでそのまま冷ましてください。歯応えを残したい場合は1分~1分半程度がお勧めです。
今日の最後に
カリフラワーの栄養は、ブロッコリーと比較するとやや劣りますが、両者は茹でて使うことが多いので結果的には同じになります。ただし、β‐カロテンはブロッコリーが圧勝ですね。
カリフラワーの旬は11月~3月です。カリフラワーのビタミンCはレモンにも負けないくらい豊富に含まれています。100g(一口大10個程度)食べるだけで1日の半分量を摂取できます。ビタミンCはお肌に良いほかに、白血球の働きを強化するので、体の免疫力が向上して疲労回復や風邪防止に効果的ですよ。旬の美味しい時期に召し上がってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。