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旬の牡蠣! 牡蠣の臭いは下処理で軽減できます

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冬の食材




こんにちは
冬といえば鍋!そしてこの時期の鍋といえば牡蠣ですよね。
ところで、牡蠣の臭いって気になりませんか。臭いのせいで嫌いになる人もいますよね。
そこで今日は『牡蠣』についてお話をしたいと思います。


牡蠣


牡蠣



 牡蠣は、世界中に100種もあるといわれ二枚貝です。日本にはおよそ25種類の牡蠣が生息し、その中でも岩牡蠣と真牡蠣が最も多く出荷されています。冬に美味しくなるのは真牡蠣(マガキ)と呼ばれる牡蠣で、広島産が有名ですね。


 牡蠣は雌雄が同体なのですが、真牡蠣は雌雄が入れ替わるという特徴があるんです。繁殖期に栄養を十分に摂取したものは雌となり、栄養を摂れなかったものは雄になります。真牡蠣だけの特徴になります。



名前の由来

 雄雌の区別がないことは「牡蠣」の名前の由来にもなっています。牡(ボ)はオスのことを表し、蠣(レイ)は、ブドウの房のように沢山の貝がくっついている様子を表しています。牡蠣は石にくっついて動くことがない貝なので、牡蠣(ボレイ)と付けられたそうです。読みは、海の岩にくっついた貝を「かきおとして採取」することから、「カキ」と呼ばれるようになったそうです。



牡蠣の臭いが苦手


牡蠣


 牡蠣はとても栄養のある食材です。ですが、牡蠣の臭いが苦手という方もいらっしゃいますよね。臭いの原因は、「ジメチルスルフィド」という貝類が持つニオイの成分で、牡蠣は植物性プランクトンを餌にしているのですが、「ジメチルプロピオテチン」という物質が牡蠣の体内で酵素により分解され独特の臭いを発します。臭いの原因は、牡蠣がジメチルプロピオテチンを多く含むプランクトンを摂取したことになります。その他にも原因は考えられますが、独特の臭いは下処理を行うことで軽減できます。



牡蠣の臭み取り

 一番簡単な方法は、きれいな塩水(3%程度)で洗えば軽減できます。その他にも方法があるので紹介します。



塩を使う方法


用意するもの

  • 牡蠣 

  • 水 (塩水用) 500ml

  • 塩 (塩水用) 大さじ1

  • 水 (洗う用) 適量



やり方

  1. ボウルに塩水の材料を入れ、塩水を作ります。

  2. 牡蠣を入れ軽く揉み洗いし、水気を切ります。

  3. 水を取替え、軽く揉み洗いし水気を切ります。(汚れがなくなるまで2~3回繰り返します)

  4. キッチンペーパーで水気を拭き取り完了です。



 続いては、片栗粉を使うやり方です。



片栗粉を使う方法


用意するもの

  • 牡蠣 

  • 片栗粉 大さじ3

  • 水 適量



やり方

  1. ボウルに牡蠣を入れ、片栗粉をまぶします。

  2. 牡蠣が浸かる程度の水を入れ、やさしく揉み洗いします。

  3. きれいな水に取替え、軽く揉み洗いし水気を切ります。(汚れがなくなるまで2~3回繰り返します)

  4. キッチンペーパーで水気を拭き取り完了です。


 塩や片栗粉を使うことで汚れを落とし、牡蠣がふっくらと仕上がります。


 また、少し手間がかかりますが、大根おろしを使えばもっときれいに洗えます。



大根おろしを使う方法


用意するもの



やり方

  1. ボウルに牡蠣を入れ、大根おろしを汁ごと入れます。

  2. やさしくかき混ぜるように、なじませます。

  3. 混ぜていると大根おろしの色が黒ずんできます。(大根おろしの色が黒く変わればOK)

  4. 牡蠣をやさしく水洗いし完了です。


 洗い過ぎると旨味が無くなってしまうので注意しましょう。大根おろしには、タンパク質分解酵素のプロテアーゼが含まれているので、汚れを溶かしながら洗っているくれるので、この方法はお勧めです。臭いを軽減しきれいに仕上り、牡蠣もふっくらします。



今日の最後に

 牡蠣の臭いはジメチルスルフィドという臭い物質と牡蠣の汚れによるものです。汚れは片栗粉などを使うことで落とせます。効果的なやり方は大根おろしで洗う方法です。お試しください。


 牡蠣の旬は、冬から春先にかけてです。産卵期を前に栄養をたっぷり蓄えるのでプリプリして美味しい牡蠣です。ビタミンやミネラルがとっても豊富!また、亜鉛が含まれているので、免疫力を高めてくれます。今の時期には嬉しい食材ですね。美味しい時期に召し上がってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。



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