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お彼岸 緑色の牡丹餅もある?

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春のお彼岸




こんにちは
暖かくなり、もう春のお彼岸の時期なんですね。ここまで来ると暖かくなります。
お彼岸といえばやっぱり「牡丹餅(ぼたもち)」ですよね。この時期の楽しみのひとつです。
ところで、ぼた餅っていろいろな種類があるそうですが、関西には緑色の牡丹餅もあるそうです。関東地方の方には珍しいと思うので取り上げてみたいと思います。
そこで今日は『お彼岸の牡丹餅(ぼたもち)』についてお話をしたいと思います。



春のお彼岸 牡丹餅


牡丹餅



 春と秋に迎えるお彼岸に食べるものといえば、「牡丹餅」と「御萩」です。一般的には春のお彼岸には「牡丹餅(ぼたもち)」が、秋のお彼岸には「御萩(おはぎ)」を食べます。


 見た目は同じように見えますが少し違うところがあるんですよ。


牡丹餅(ぼたもち)


牡丹餅


 牡丹餅は、春に咲く牡丹(ぼたん)の花に似せて大きめに作られていて、花の名前をとって「牡丹餅」と名付けられています。大きさは大き目のお餅です。

  • もち米を使うのが基本です。

  • もち米を、お餅になるまでしっかりとつきモチモチ感を出す。

  • 硬い小豆を使い、しっかりと煮た、こし餡を使います。


御萩(おはぎ)


御萩


 御萩は、秋に咲く萩(はぎ)の花に似せて、小さく、上品な小ぶりに作られていて、花の名前をとって「御萩」と名付けられています。

  • 御萩は、うるち米を使うのが基本です。

  • うるち米は、粒が残る程度につきます。

  • 餡子は粒あんで、収穫したばかりの柔らかい小豆を使います。



 見た目は似ていますがわずかなところに違いがあります。きっと季節を感じることができるように分けていたんですね。ちなみに、今ではもち米もうるち米への拘りはほとんどないそうです。


 牡丹餅と御萩の違いはこのくらいにしまして、緑色の牡丹餅の話に移ります。



緑色の牡丹餅


青のり牡丹餅


 緑色の牡丹餅は、西日本を中心に作られています。関東にお住まい方は珍しいことでしょう。東北ではずんだを使いますが、関西では「青のり」を使うようです。
牡丹餅に青のりって意外な発想ですよね。


 作られた背景には諸説あるようですが、江戸時代の京都で、見た目や香りを楽しむために青のりを使うようになったそうです。また、ある和菓子屋さんが大丸心斎橋店さんの要望にお応えして売り出したという説もあります。もっとも、西日本では青のりを練りこんだ羊羹などもあるので、珍しいことではないのでしょうね。



青のりの牡丹餅(御萩)を作ってみよう!



用意するもの(4人分)

  • 米 30g

  • もち米 90g

  • 餡子 200g

  • 水 150㏄

  • 青のり 適量



作り方

  1. もち米と白米を合わせて、研ぎます。

  2. 水気をよく切り、分量の水を入れ、一晩浸けておきます。

  3. 通常の炊飯でお米を炊きます。

  4. 炊けたらお米の半量をすりこぎで潰します。

  5. お米を合わせます。

  6. 餡子をお米で包みます。

  7. のりをたっぷりまぶして完成です。



 磯の香りとほんのり塩味で美味しいですよ。胡麻をまぶしてもOKです。江戸時代発祥の牡丹餅をお試しください。



今日の最後に

 お彼岸に食べる牡丹餅には、緑色をしたものがあります。関西地方を中心に作られている、青のりをまぶしたものです。青のりの塩気が甘味を引き出して美味しいです。


 春のお彼岸は「春分の日」の前後3日間、合計7日間の期間です。ご先祖様のお墓参りに牡丹餅をお供えして、お墓参りが終わったら持ち帰り美味しく食べてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。



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