タルタルソースの語源を教えて!
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こんにちは、普段揚げ物によく使うタルタルソース。
ところで、タルタルソースってユニークな名前だと思いませんか。そこで今日は『タルタルソース』についてお話したいと思います。
タルタルソース
タルタルソースの始まりは1903年に刊行されたフランス料理の本「ル・ギード・キュリネール」に記載されているレシピの中に「タルタル」という用語が残されています。この用語はソース・タルタルと書かれていて、マヨネーズにマスタードやピクルス、ケッパー、ハーブなどの香味野菜を加えて作るレムラード・ソースのレシピの中に記されているものです。これ以前の資料が現存しないため1903年付近が始まりと考えた方がいいでしょう。
「タルタル」の語源は、中央アジアや北アジアの遊牧民のタタール族が牛や馬の生肉と香味野菜を細かく刻んで食べていた料理が、ヨーロッパに伝わり、タルタルステーキとして広まったことにあります。ここに使うソースを、フランス語で「sauce tartare」と呼び、このタルタルという言葉が語源となっています。
なお、フランス語の「タルタル」という言葉には、素材を細かく刻んで調理したものといった意味合いがあります。
※タルタルステーキは生肉を細かくたたき、ピクルス、ペッパー、エシャロット(香味野菜)を細かく刻んだもの、卵黄とオリーブオイルで和えたものです。
日本では1966年(昭和41年)に初めて市販されました。洋食の一般化と共にフライに合うソースとして普及したそうです。当初はピクルスの代わりにラッキョウの甘酢漬けやしば漬けなどの日本の漬物が材料に使われていたそうです。
普段何気なく使っていたタルタルソースですが、古い歴史があったんですね。ところで、ご家庭でタルタルソースはどうされていますか。市販のソースですか。
タルタルソースは、意外と簡単に作れるのでご紹介したいと思います。
簡単!手作りタルタルソース
基本的なタルタルソース
用意するもの
茹で卵 2個
玉ネギ 1/4個
ピクルス 2個
マヨネーズ 大さじ5杯
レモン汁 小さじ1杯
塩こしょう 少々
パセリ 適量
作り方
玉ネギ、ピクルス、パセリをみじん切りにする
玉ネギに分量以外の塩を少々まぶし、5分ほどおく
茹で卵を粗いみじん切りにします
全ての材料を入れて混ぜ合わせる
完成です
茹で卵がない場合は、レンジを使うと便利です。茹でるよりも時間短縮できますよ。
やり方
耐熱皿に卵を割ります
フォークで黄身の部分に穴を開けます(爆発防止)
ラップをして500wで2分程加熱します
レンジから出してホークの背を使って潰します
茹で卵の完成です
玉ネギの辛味が気になる方もレンジを使えば辛味は抜けます。
みじん切りにした玉ネギを耐熱皿に入れ、ラップをして1分加熱します。食べやすくなるので是非!
基本的な作り方なので、不要なものは省いてください。お好みでマヨネーズや砂糖、ハチミツなどを使ってアレンジしてみてください。
自家製タルタルソースの保存期限
自家製のタルタルソースは、冷蔵庫で2日程保存可能です。傷みやすいので早めに食べ切ってください。
冷凍保存した場合は、1ヶ月を目安に食べ切ってください。
今日の最後に
タルタルの語源はフランス料理の「sauce tartare」が語源です。タルタルというのは、素材を細かく刻んで調理したものといった意味があるので、遊牧民でタタール族の調理方法を見て名付けたと考えられます。しかし、アジアにも少しですが関係していたとは驚きですね。
万能ソースとも言えるタルタルソース、意外と簡単にできるので手作りしてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでくださりありがとうございました。