サザエの語源ってなんだろう?
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こんにちは
つぼ焼きなどでお馴染みのサザエ。コリコリした食感で美味しいですよね。
ところで、サザエという名前って変わっていますよね。漢字名も栄螺だったりして、やっぱり変わっていますね。
そこで今日は『サザエ』についてお話をしたいと思います。
サザエの話
サザエは、暖かい海域を好む巻貝の一種です。日本のサザエは、北海道の北部と、沖縄を除いた日本各地の比較的外洋に面した潮間帯から水深約40mまでの岩礁に生息しているといわれています。
サザエといえば「つぼ焼き」ですが、その起源は縄文時代にまでさかのぼり、古来より食用として親しまれていたそうです。関東地方では桃の節句(ひな祭り)に、巻き貝には願い事が叶うという云われから、サザエを縁起の良い料理として食べる風習があります。
「サザエ」の由来
名前は、「ササハルエダ」と呼ばれいてたものが時代とともに変化して、サザエとなったそうです。
元禄12年(1696年)に、ササエ(小家)と付けられ、安永6年(1777年)にはサザエ(小小柄)に変更されたそうです。いずれも、サザエの「ササ」は小さいことを意味します。
続いては「エ」ですが、こちらも時代とともに変化して行き3つあります。
なお、「サザは小さい」を意味して3つに共通することです。
「エ」は家を表していて、殻を小さい家として見立てた。
「エ」が小さい柄を沢山つけた貝という意味からきている。(この場合は、角や棘)
「エ」は入り江の江を表していている。
現在の漢字
古くは細枝家(サザエ)と書いていましたが、現在は「栄螺」と書きます。
「栄螺」の由来は、巻貝を意味する「螺(にな)」と、外側の角がはえているように見えることから「栄」の字と組み合わせて「栄螺」になったそうです。
サザエのトゲトゲ
サザエには、貝殻の表面にトゲトゲ(棘)の有るものと無いものがあります。この違いついては様々な説がありますが、一般的には生息する環境によって違いがあらわれるようです。
波が強くて流れが速い荒磯で育ったサザエは立派な棘があり、波の穏やかな環境で育ったサザエには棘が無いものが多いそうです。なお、味に違いはないそうですが、立派な棘を持つサザエは、見栄えが良いので高価な値段で取引されています。
今日の最後に
サザエの名前は、古くから食用とされていたので時代とともに変化してきました。大切な食材であったことが伺えます。
サザエは1年を通して食べることができますが、美味しいものは産卵前の春から夏にかけてです。コリコリして美味しいので、つぼ焼きで召し上がってみてください。ちなみに、ワタの色が白いのものは「オス」、濃い緑色のものは「メス」です。「メス」の方が少し苦味があるので、苦手な方はワタが白いオスを選んで食べてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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