「ガラムマサラ」と「カレー粉」の違いはあのスパイスの存在!
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こんにちは
夏の食べ物といえばやっぱりカレー。暑い日には汗をかきながら食べるカレーは美味しいですよね。
ところで、ガラムマサラという香辛料をご存知でしょうか。カレーにも使うスパイスですが、ガラムマサラは普通のカレー粉と何が違うのでしょうか。
そこで今日は『ガラムマサラとカレー粉』についてお話をしたいと思います。
ガラムマサラとカレー粉
ガラムマサラ
ガラムマサラは、インドを代表するミックススパイスで、通常3∼10種類のスパイスが配合して作ります。北インドで昔からの使われていて、基本的にはシナモン、ナツメグ、グローブをミックスして作りますが。配合に決まりはなく各家庭で異なります。ガラムマサラの用途は、辛味よりも香りをつけることを目的に使用されます。
ガラムマサラという名前は、ヒンディー語の呼称になり、英語では「garam masala」と書きます。garamは、「熱い」や「温かい」という意味で、masalaは南アジアの料理用語で「香辛料を粉状にして混ぜ合わせた物」という意味があります。
カレー粉
カレー粉は、インドには存在しないスパイスで、イギリス人発祥のミックススパイスで、通常10∼30種類のスパイスが使われていて、ターメリック、コリアンダー、クミン、フェヌグリーク、唐辛子などがブレンドされています。なお、スパイス配合に決まりはありません。
カレー粉が作られたのは18世紀後半のことで、カレーがイギリスに伝わり、かなりの人気料理となっていましたが、作るたびにスパイスの調合をしなければなりませでした。そこで、予め作り置きすることを考えクロス・アンド・ブラックウェル社(C&B社)が商品化することに成功しました。これがカレー粉の始まりです。
余談ですが、カレーの名前の由来をご紹介します。
タミール語の「スパイシィな汁かけ飯」を意味する「カリ」が由来になった説。
ヒンディー語の「香りの高いもの」を意味する「ターカリー」が由来になった説。
ヒンディー語の「神様に供えるご飯」を意味する「カリ・アムドウ」が由来になった説。
インド北部にある古い料理名の「カディ」が由来になった説。
ガラムマサラとカレー粉の一番の違い
このようにどちらもブレンドスパイスに変わりはありませんが、一つだけ大きな違いがあります。
それは、色です。
カレーといえば、黄色いものを思い浮かべますよね。ガラムマサラには 「ターメリック(秋ウコン)」が使われていないので、色が付かないのです。決定的な違いは下記のとおりです。
今日の最後に
カレー粉に似ているガラムマサラは、インド発祥のミックススパイスです。カレー粉との大きな違いは「ターメリック」が入っていないことです。黄色くならないので、他の料理に使えることがポイントです。ですが、熱に弱く香りが飛びやすいのでお料理の仕上げに振りかける感じで使ってくださいね。
カレーには様々なスパイスが使われています。 食欲増進効果もあり、夏バテした体には一番の薬になります。暑い日こそカレーを食べて元気を出しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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