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旬のリンゴ! 加熱したら栄養は、「減る?」「 減らない?」どっち!

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リンゴ




こんにちは
リンゴが美味しい季節になりましたね。甘酸っぱい香りに誘われて、ついつい食べてしまいます。
ところで、リンゴを食べるときはほとんどが生だと思いますが、加熱したら栄養面などはどうなるでしょうか。加熱して減ってしまったら勿体ないですよね。
そこで今日は『リンゴの加熱』についてお話をしたいと思います。



リンゴ


リンゴ



 リンゴは、アダムとイブの物語にも登場するほど歴史がある食べ物で、その起源は約8000年前ともいわれています。栄養価が高いことから紀元前1300年にはエジプトで栽培が始まっていたそうです。そしてヨーロッパや中国などへ伝えられ、世界中に広まったと考えられています。以後品種改良が進み、現在では世界中で約15000種もの品種があるそうです。


 日本へは、平安時代中期(900年頃)に中国から渡来しました。 当時は現在のようなリンゴとは異なり、「和リンゴ」という粒の小さな野生種のリンゴだったそうです。主に観賞用として植えられていました。 日本での本格的なリンゴ栽培は、明治初期に政府によってアメリカやフランスから導入され全国に広まりました。


 リンゴの歴史はこのへんにしまして、リンゴを加熱したら栄養はどうなるのかについての話に移りたいと思います。



リンゴの栄養は熱に強い?


リンゴの加熱


 みなさんもご存知のとおり、リンゴは栄養豊富な食べ物です。イギリスの一地方では「1日1個のリンゴは医者いらず」といわれていたほどです。


 主な栄養素は、ビタミンA、ビタミンC、カリウムペクチンセルロースポリフェノールクエン酸やリンゴ酸になります。この中で加熱に弱そうなものはビタミンCですが、リンゴのビタミンCは酸化型なので加熱しても破壊されず栄養がそのまま残ります。また、ポリフェノールも熱に強く、加熱しても栄養が失われません。熱に強いものばかりですね。ただ、酵素に限っては加熱に弱いので生で食べたほうが良いといえます。



加熱で増える!

 リンゴには、クチンという成分が含まれています。ペクチンは水溶性の食物繊維で、整腸作用や粘膜保護、コレステロールを下げるといった効果をもたらしてくれます。実はペクチンは加熱することによって6~9倍にもなるんです。100℃以上で加熱が条件ですが、煮たり焼いたりすれば効果を発揮してくれます。また、女性の方に嬉しいエイジングケアに欠かせない、抗酸化作用も8~9倍にアップするんですよ。


 その他にも良いことがあります。腸内で善玉菌のエサになるオリゴ糖が増え、これによって善玉菌の活動が2倍になり便秘の改善が期待できます。さらに、加熱することでポリフェノールの吸収率も上がります。こうやってみると、リンゴって加熱した方がメリットが大きいといえますね。



温かいリンゴを食べる

 リンゴを加熱して食べることは手間がかかると思われそうですが、実は意外と簡単なんですよ。というのも、リンゴを薄めに切ったら、耐熱皿に並べて600Wで1分半ほど加熱するだけなんです。これだけでリンゴの栄養がアップするんです。これならすぐに出来そうですよね。


 その他にもやり方があるので簡単な方法を2つ紹介します。



まるごとレンジで加熱する場合
  1. リンゴを洗い、芯をくり抜きます。

  2. くり抜いたところに、砂糖とバターを交互に入れます。

  3. 耐熱皿にのせてラップをして600Wレンジで4分30秒加熱します。

  4. 完成です。



フライパンを使う場合
  1. リンゴをお好みの厚さにスライスします。

  2. バターを溶かしたフライパンに並べて蓋をします。

  3. 3分程度焼いて、少し色が付いたら裏返し、グラニュー糖を振りかけます。

  4. 色が付いたら、もう一度裏返します。

  5. 水分が飛んだら完成です。


 どれも手間のかかるものではないので試してみてくださいね。



今日の最後に

 リンゴは加熱すると栄養素がアップします。特にペクチンは6~9倍にも増えるます。ペクチンを効率的に摂取するなら加熱するのが一番です。


 リンゴが美味しい季節です。リンゴは先ほどの整腸作用をはじめ、疲労回復や美容効果、抗アレルギー作用などに効果的!まさに医者いらずの食べ物です。美味しい時期に召し上がってみてはいかがでしょうか。リンゴを食べるタイミングは朝か昼がベストですよ!
最後までお読みいただきありがとうございました。



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