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舞茸を使うと黒くなる理由は、アノ栄養素が関係していた!

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キノコ料理




こんにちは
一週間前と比べると、また気温が下がりましたね。一段と秋を感じます。
秋も本番ということで、やっぱりキノコが食べたくなるのは私だけでしょうか。
ところで、舞茸を料理に使うとどうして黒くなるのでしょうか。不思議ですよね。
そこで今日は『舞茸』についてお話をしたいと思います。


舞茸


舞茸



 身近なキノコとして定着した舞茸は、日本をはじめアジアやアメリカ、ヨーロッパなどに分布自生しているキノコです。一般に出回っている舞茸は、ほとんどが菌床栽培によるもので1983年頃から大量に人工栽培されるようになりました。一方、天然ものは数が少なく古くから貴重な存在で、ブナやミズナラなどの広葉樹の大きな木にしか自生しません。「幻のキノコ」とも呼ばれているんですよ。 名前の由来は、舞茸の形が、蝶が舞っているように見えることから「舞茸」と呼ばれるようになったそうです。



舞茸のチカラ

 舞茸はとても栄養価が高く、タンパク質、糖質、脂質、カリウムマグネシウム亜鉛、カルシウム、食物繊維などが豊富に含まれています。舞茸に含まれる成分には、抗腫瘍効果を持つ物質が含まれていて、抗ガン作用をはじめ、人間の免疫力を向上させ風邪やインフルエンザの予防に効果があります。


 ここでいう抗ガン作用を持つのはβ‐グルカンという物質です。Β‐グルカンは、キノコ類に含まれていますが、特に舞茸から抽出したものは「MD‐フラクション」と呼ばれ、この効果が非常に高いといわれています。


 また、「MX‐フラクション」という成分には、体内の中性脂肪や血液中の悪玉コレステロールの分解を促進させる効果があり、食物繊維と一緒に摂ることで、ダイエットにも効果が期待できます。


 さらに舞茸にはポリフェノールが含まれています。血液をサラサラにしてくれるので、動脈硬化の予防やアンチエイジングの効果が期待できます。ちなみに、黒い舞茸の方が含有量が多いです。そして、お料理を黒くさせるのもポリフェノールです。



お料理が黒くなる理由

舞茸


 舞茸を料理に使うと黒くなってしまう理由は、水溶性ポリフェノール色素が煮汁に溶け出すからなんです。色を見ると悪い成分に見えますが、動脈硬化を防ぎ、血液をサラサラにしてくれる良い成分なんです。また、抗酸化作用もあるので摂った方が体に良いですよ。


 また、汁には先程出てきた、MX‐フラクションやMD‐フラクションという水溶性の栄養素も含まれているのでしっかり食べましょう。


 くれぐれも、栄養や旨味成分がたっぷり含まれているので、捨てないでくださいね。



今日の最後に

 舞茸の、黒い汁はポリフェノールです。大切な栄養素なので、しっかり食べてください。色が気になるようなら加熱時間を短くする(最後に入れる)か、炒め物すれば軽減できます。また、白い舞茸を使うのも一つの方法です。


 キノコの季節です。気温も下がっているので、汁物に入れて召し上がってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。



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