アツアツの郷土料理! 「ひっつみ」ってなんだろう?
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こんにちは
毎日寒いですよね。温かい料理を食べて春を待ちましょう。
ところで、「ひっつみ」というお料理があるそうですが、みなさんは聞いたことがありますか。
私は、知らなくて初めて耳にしました。
そこで今日は『ひっつみ』についてお話をしたいと思います。
ひっつみ
「ひっつみ」ってなんだろうと思いながら調べてみると、実はみなさんもご存知のアノお料理でした。
ひっつみは、小麦粉を練り、薄くのばしてちぎり、人参、ごぼう、鶏肉などの具材と一緒に煮込んだ青森県南部から岩手県北部にかけて伝わる郷土料理です。
名前の由来は、岩手の方言で「手でちぎる」ことを、「ひっつむ」といい、練った小麦粉を食べやすい大きさに手でちぎり、出汁の中に投げ入れて、煮込むという調理法から、「ひっつみ」という名前がついたといわれています。
「ひっつみ」って小麦粉から作られているんですね。ということは、水団に似ているのかな。
ひっつみ=水団?
実をいうと「ひっつみ」は、水団とほぼ同じなんです。ただ少しだけ違って、ひっつみは薄くのばした生地を使いますが、水団はドロッとしたものを煮立った汁の中にスプーンなどですくって入れます。また、団子状にしたものを使うのでこの点だけが少しだけ違います。
ですが、「ひっつみ」は水団の一種、基本的には同じなんです。
ちなみに、同じ調理方法のものには、だご汁・つめり・とってなげ・はっとがあり地方によって呼び方が変わります。全国的には「すいとん」といえば通じるそうです。
「ひっつみ」を食べよう
作り方は水団とほぼ同じです。薄くのばしたものが「ひっつみ」です。
用意するもの (4人分)
小麦粉 300g
ぬるま湯 3/4カップ(150㏄)
鍋つゆA
作り方
ボウルに小麦粉を入れて、ぬるま湯を少しずつ加えながら、なめらかになるまで練ります。(耳たぶぐらいの硬さ)
ぬれ布巾をかぶせて1時間(夏季)から2時間(冬季)ほど室温で寝かせます。
鶏肉を食べやすい大きさに切ります。
白菜はザク切り、にんじんは半月切り、きのこは食べやすくし、長ねぎは斜め切りにします。
鍋に鍋つゆAを煮立て、長ねぎ以外の具材を入れてアクを取りながら煮ます。
「ひっつみ」の生地を引っ張りながら薄くのばし、一口大にちぎって鍋にに加え中火で煮ます。
「ひっつみ」が浮いてきたら長ねぎを加え、1分ほど中火で煮て火を止めます。
器に盛り付けて完成です。
今回は、しょうゆ味でしたが味噌仕立てにしても美味しいですよ。
今日の最後に
「ひっつみ」は、小麦粉を練ってのばし手でちぎり、出汁で煮込んだ郷土料理です。水団と似た料理ですが、食感がツルッとしているのが特徴です。
寒い日が続きます、具だくさんで栄養満点!、アツアツの「ひっつみ」を食べて寒さに負けないようにしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。